前回の記事は、ゼンスイの小型ハロゲンバスキング保温球「マイクロサン」についての「前編」ということで、マイクロサンの本体の詳細と、紫外線UVBの出力量を中心にお届けしました。
前編はコチラ
⇒ ゼンスイ マイクロサン(前編) 紫外線UVBの出力量・商品の使い勝手やメリット・デメリットを徹底レビュー
今回は、後編として、マイクロサンの照射距離ごとの温度を中心にお届けしますね!
ちなみに、マイクロサンのラインナップは、ライトのワット数により、28Wと53Wの2種類があります・・・
この2種類のライトをもとに話を進めていきますね!
ということで・・・
マイクロサンの購入者の多くは、昼行性の爬虫類の日向ぼっこ用のバスキングエリアを作るために使うかと思います。
そうなると、ちゃんと地表の温度を上げてくれるのか
そして、どの範囲を温めてくれるのかといった情報が重要になるかと思います。
そこで、幅60cmの水槽で、このようなセットを組んで、照射距離ごとの温度を測ってみることにしました。
ちなみに、撮影時の室温は23℃で、床材には、カミハタのデザートブレンドクラシックを使っています。
ライトの高さは30cmにしています。
温度を測る箇所は、ライト直下の場所と
ライト直下から10cm離れた場所
それから
ライト直下から20cm離れた場所
そして
ライト直下から30cm離れた場所です。
ライトを点灯して 30分後に温度を測ります・・・
で・・・測定する準備が整ったところで マイクロサンの28Wから測ってみたところ・・・
結果は、こんな感じでした!
マイクロサン 28W 室温23℃
ライト直下 36.2℃
直下から10cm 30.3℃
直下から20cm 27.1℃
直下から30cm 25.8℃
マイクロサンの28Wは、ライト直下の半径10cmほどの狭い範囲をしっかり温めてくれます。
そのため、ケース内の温度勾配も作りやすく、適応水槽である30cmから45cmの水槽だけでなく、もっと大きめの水槽においても活用出来るかと思います。
ということで、次は、マイクロサンの53Wの測定を行ったところ・・・
結果は、こんな感じでした!
マイクロサン 53W 室温23℃
ライト直下 43.6℃
直下から10cm 34.1℃
直下から20cm 28.1℃
直下から30cm 26.3℃
ライト直下の、43.6℃と言えば、危険な温度のように感じられるかもしてませんが、ライトの真下の、ごく狭い部分の表面温度です。
数cm離れただけで30℃台になりますので、ご安心ください。
28Wの時と同様に、ライト直下の狭い範囲の温度が上がり、それ以外の場所の温度は、それほど上がっていません。
マイクロサンの53Wは、28Wタイプと同様に、狭い範囲をしっかり温めてくれるので、温度勾配も作りやすく、使いやすいライトかと思います。
小さいながらにパワーがありますので、飼育環境のセッティングの際は、しっかりと温度チェックをしなければなりませんね。
で・・・28Wと53Wの測定結果の比較は、こんな感じになります。
今回は、ライトの高さを30cmにして温度を測定しましたが、ライトの高さを変えたり、高さのあるバスキングストーンを使うことにより、ホットスポットの温度を細かく調節出来るかと思います。
まあ、28Wと53W・・・
どちらのライトを使っても、このライトの特性として、狭い範囲をしっかり温めるということを把握していれば、より良い飼育環境のセッティングが出来るかと思います。
と・・・
まあ、こんな感じではございますが、測定結果については、あくまで、おいら調べということでお願いします。
ちなみに、おいらの飼育部屋では、マイクロサンを使うときには、同じゼンスイの紫外線LEDのマイクロ UV LEDと併せて使用し、昼行性の爬虫類の日向ぼっこ用のバスキングエリアを作るために使っています!
マイクロ UV LEDが紫外線を照射し、マイクロサンが熱を照射する・・・
この2つのライトで、ポカポカした日向ぼっこエリアを作るような感じですね!
どちらもコンパクトなライトなので、目立たなくていいですね!
もちろん、ライトのオン・オフは、タイマーで管理して、規則正しく点灯させています。
ということで、今回はここまで・・・
今後、商品を使い込んで、気付いたことや、気になることが出てきたら、記事にしたいと思います。
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ チャンネルおさる YouTube
⇒ マイクロサン(後編) マイクロサンの照射距離ごとの温度・商品の使い勝手やメリット・デメリットを徹底レビュー
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!