通過する紫外線UVBの量を測定
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先日、たまたま立ち寄ったペットショップで、LEDタイプの紫外線ライトを購入しました。

ゼンスイのマイクロ UV LED

UVAとUVBを強力に照射できる、ゼンスイのマイクロ UV LEDという、小型の紫外線ライトです!

ゼンスイのマイクロ UV LED 小型の紫外線ライト

で・・

購入したショップは、とても親切なショップで・・・

ライトを正しく、そして、安全に使うために・・・という感じで

目を傷めることがあるのでライトを直視してはいけませんよ

ゼンスイのマイクロ UV LED ライトの直視はNG

とか・・・

防水加工がされていませんので、直接霧吹きをしたり、野外で使用しないでください

ゼンスイのマイクロ UV LED

などなど・・・

色んなことを説明してくれました!

ペット用品といえば、最近は通販での購入ばかりだったので、おいら的に、古き良き時代を思い出し、実店舗での購入の良さを実感したしだいです。

で・・・

その中に・・・

ガラスやアクリル越しに照射したら、UVBの大部分がカットされてしまうので、この商品の特長を生かすことができなくなります!

という説明がありました!

ガラスやアクリル越しに照射したら、UVBの大部分がカット

まあ、おいらも長きにわたって紫外線ライトを使用しているので、

ガラスやアクリルがUVBをカットすることを、知らないわけではありませんが・・・

実際に自分で確かめたことが無かったので、この機会に、確かめることにしました!

ちなみに・・・

UVBについて簡単に説明すると・・・

UVBはカルシウムを吸収するために必要なビタミンD3を体内で合成させる

爬虫類の骨格を形成する上で、カルシウムが重要になりますが、UVBは、カルシウムを吸収するために必要なビタミンD3を体内で合成させる大切な働きがあります。

そのため、爬虫類の飼育者は、紫外線ライトを選ぶ際、UVBに注目します!

と、まあこんな感じです!

ということで

今回は、ガラスやアクリルをはじめ、飼育部屋にありそうな素材が、UVBをどれくらいカットするのかを調べてみたいと思います。

紫外線UVBをカットするのはどれ?ガラス・アクリル・塩ビ板・プラケで調べてみました

で・・・

チョイスした素材は・・・

厚さ3mmの塩ビ板

厚さ3mmの塩ビ板

次に、厚さ3mmのガラス板

厚さ3mmのガラス板

こちらは、フロート板ガラスといわれる一般的な透明ガラスです。

そして、レプタイルボックスのフタ

レプタイルボックスのフタ

こちらは、厚さ3mmのアクリル板に通気用の穴が開いています。

最後に、ニッソーのプラケースのフタです。

ニッソーのプラケースのフタ

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で・・

測定をするために、こんな感じのセットを組んでみました!

通過する紫外線UVBの量を測定

紫外線UVBの出力量の測定に使うのは、ズーメッドのUVB測定器です。

ズーメッドのUVB測定器

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本体正面の中央部にある黒いボタンを押し・・・

ズーメッドのUVB測定器

本体上部にある丸い部分で測定したい光をスキャンすることにより、1cm四方におけるマイクロワット数を読み込み、ライトからのUVBの出力量を測定します。

ズーメッドのUVB測定器

このUVB測定器で測定した数値の単位は μW/c㎡(マイクロワット パー 平方センチメートル)になります。

ズーメッドのUVB測定器

で・・・

紫外線を照射するライトには、今回購入したゼンスイのマイクロ UV LEDを使いました。

ゼンスイのマイクロ UV LED

ゼンスイのマイクロ UV LEDについては、過去記事で、ご紹介していますのでご参照くださいませ

マイクロ UV LED + マイクロン灯具セット 開封!使い勝手やおすすめポイントを徹底評価&レビュー

マイクロ UV LED E26 ホワイト + ストロングスタンド灯具セット 開封!使い勝手やおすすめポイントを徹底評価&レビュー

測定方法については・・・

こんな感じで、ライトの下に調査対象をセットして、ライトから30cm下にセットしたUVB測定器で、通過したUVBの量を測定します。

通過する紫外線UVBの量を測定

ということで、

最初に、紫外線ライトそのもののUVBの量を測ってみたところ37μW/c㎡といった感じでした。

紫外線ライトそのもののUVBの量

この数値を基準として、これから測定する素材を通過したUVBの量を比較していきますね

紫外線ライトそのもののUVBの量

まず、厚さ3mmの塩ビ板を通過したUVBの量を測ってみたところ、0μW/c㎡でした。

厚さ3mmの塩ビ板を通過したUVBの量

塩ビ板は完全にUVBをカットしていることが分かりますね。

厚さ3mmの塩ビ板を通過したUVBの量

続いて、厚さ3mmのガラス板を通過したUVBの量を測ってみたところ、0~1μW/c㎡といった感じでした。

厚さ3mmのガラス板を通過したUVBの量

ガラス板も、ほぼ全てのUVBをカットしていることが分かりますね。

厚さ3mmのガラス板を通過したUVBの量

続いて、レプタイルボックスのフタを通過したUVBの量を測ってみたところ、1~2μW/c㎡といった感じでした。

レプタイルボックスのフタを通過したUVBの量

レプタイルボックスのフタはアクリル製ですが、ほぼ全てのUVBをカットしていることが分かりますね。

レプタイルボックスのフタを通過したUVBの量

最後は、ニッソーのプラケースのフタを通過したUVBの量を測ってみたところ、21~22μW/c㎡といった感じでした。

ニッソーのプラケースのフタを通過したUVBの量

約42%ほどUVBの量が減少しているものの、半分を超える量のUVBが通過していることが分かりますね

ニッソーのプラケースのフタを通過したUVBの量

ちなみに、測定時は、こんな感じで、フタの透明な部分に紫外線を当てています・・・

ニッソーのプラケースのフタを通過したUVBの量

参考までに、プラケース本体を通過したUVBの量を測ってみたところ、19~20μW/c㎡といった感じでした。

プラケース本体を通過したUVBの量

約47%ほどUVBの量が減少しているものの、半分近い量のUVBが通過していることが分かりますね

プラケース本体を通過したUVBの量

プラスチックの劣化という問題がありますが、UVBの要求量が少ない生体であれば、こんな感じの紫外線照射もアリかもしれません

プラケースへの紫外線照射

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で・・・

これらの結果をまとめると、こんな感じになります。

測定結果のまとめ

照射したUVB 37μW/c㎡
3mmの塩ビ板       0μW/c㎡ 完全カット
3mmのガラス板     0~1μW/c㎡ ほぼカット
レプタイルボックス  1~2μW/c㎡ ほぼカット
プラケースのフタ  21~22μW/c㎡ 約42%カット
プラケースの本体  19~20μW/c㎡ 約47%カット

まあ、紫外線UVBの測定結果については、あくまでおいら調べということで、よろしくお願いいたします。

プラケースのフタと本体については、おいら的に意外な結果になりましたが・・・

プラケースのフタと本体

塩ビ板、ガラス板、アクリル板については、UVBをカットするということを確認できただけでも、今後の飼育に生かすことが出来るかと思います!

塩ビ板、ガラス板、アクリル板はUVBをカット

ということで、今回はここまで・・・

今後、気になることが出てきたら記事にしたいと思います。

通過する紫外線UVBの量を測定

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YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!

チャンネルおさる YouTube

紫外線UVBをカットするのはどれ?ガラス・アクリル・塩ビ板・プラケで調べてみました!

以上、チャンネルおさるでした!

バーイ!

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