3Dプリンターの材料であるフィラメントは、実は湿気に弱いという特徴を持っています。
フィラメントが湿気を含んだ状態でプリントすると、ノズル内で水分が沸騰し異音が発生したり、糸引きや表面のざらつきといった造形不良を引き起こすことがあります。
本記事では、手軽かつリーズナブルに低湿度環境を維持できるおすすめのアイテム「JJC モバイルドライ」を活用した具体的な湿気対策についてまとめました。
また、後半ではフィラメントの保管において勘違いしやすい重要なポイントにも触れています。
3Dプリンターを快適に運用したい方のお役に立てるかと思います。
ぜひ最後までお楽しみください!
【こんな方におすすめです】
・フィラメントの適切な保管方法を知り、造形不良を未然に防ぎたい方
・手間をかけずに繰り返し使える便利な乾燥剤を探している方
・手軽に低湿度環境を維持できる具体的なアイテムに興味がある方
フィラメントと湿気について
先日、3Dプリンターの開封に関する記事を公開したところですが・・・

その時の記事
⇒ (前編)3Dプリンター「Bambu lab A1 mini」開封!組み立て・初期設定からテストモデルのプリントまでを詳細解説!
⇒ (後編)3Dプリンター「Bambu lab A1 mini」開封!組み立て・初期設定からテストモデルのプリントまでを詳細解説!
3Dプリントをするためには、プリンターの他にフィラメントという材料が必要になります!

で・・・
フィラメントは湿気が苦手で

湿気を含んだフィラメントは、プリントの際、加熱されたノズルに送り込まれたときに
ノズル内で水分が加熱され、沸騰や膨張することにより・・・

「プチプチ」と水分がはじけるような音がしたり・・・
フィラメントの糸引きや表面のざらつきといった造形不良が起きることがあります。

そのため、3Dプリンターの導入に際しては、フィラメントを湿気から守り、高温と直射日光を避けて保管するということを、意識しておく必要があります。

この記事では、おいらが行っているフィラメントの湿気対策と使用している商品について詳しくご紹介していますが、後半では、フィラメントと湿気についての勘違いしやすい重要な点についても触れていますので、ぜひご活用ください。
現在の湿度対策と保管環境
で・・・おいらのところでは、YouTube用の撮影機材の管理などがありますので、それなりに湿度には気を遣っていますが・・・

おいらが使っているカメラメーカーの公式サイトによれば、カメラやレンズの保管に最適な湿度は40~50%とされています。

で・・・
おいらが使っている3Dプリンターと言えば、「バンブーラボ(Bambu Lab)」というメーカーの「A1 mini」ですが・・・

メーカーの公式サイトによれば、ほとんどのフィラメントは、湿度20%以下の環境で保管する必要があるとされています。

ということで・・・
カメラやレンズよりも低い湿度での保管が求められるフィラメントを、どのように管理するかがポイントとなりますが・・・

おいら的には、手軽に、しかもリーズナブルに低湿度をキープできればと思っています。
まあ、湿度管理については、お住まいの地域はもちろん、おうちの環境や季節によっても変わってくるため、人それぞれ工夫されているかと思いますが・・・
おいらのところでは、電子レンジで加熱することにより再生が可能なシリカゲルという乾燥剤のお力に頼った湿度対策を行っています。

ちなみに、電子レンジで加熱することにより再生するシリカゲルは、白い粒の中に青い粒が混ざっています。

湿気を吸うと、この青い粒が薄いピンク色に変わりますので、薄いピンク色の粒が確認できたら電子レンジで加熱して再生します。

参考までに、おいらのところでは、電子レンジで使用可能なタッパーに入れて、600Wで約2分間加熱しています。

手軽で便利なJJC モバイルドライ
で・・・電子レンジで再生が可能なシリカゲルは、手間がかからず簡単そうに見えますが、

もっと楽な方法があれば・・・なんて思ってしまうおいらです。
まあ、こんな感じで・・・
日頃から、楽をすることばかり考えているおいらですが・・・
先日、アマゾンでこんな乾燥剤を見つけたので購入してみました。

JJCのモバイルドライという商品です。
こちらの商品も再生可能なシリカゲルが使われた商品ですが、
電子レンジなどを使わなくても、Type-Cケーブルを挿して
加熱するだけでシリカゲルを再生できる、おいら的に、お手軽で超絶便利な商品です!
モバイルドライの開封と使い方
で・・・
とりあえず中身を見たいので、開封してみました!
今回は2個入りの商品を購入したので、本体が2個入っています。

そして、シリカゲルを加熱する際に使用するType-Cケーブルが入っていました。

で・・・
説明書的なものを探したら、日本語を含む多言語の説明書が入っていました。

ということで、ここからは、本体を見ていきますね!
で・・・
こちらが正面です。本体の中には、シリカゲルが入っています。

JJCのロゴに、保護用のシールが貼ってありますが、こちらをはがして使います。
スリットの間には、小さな穴が開いていますので、ここから湿気を吸収するみたいです。

で・・・
こちらが背面になります。背面にも穴が開いていて湿気を吸収できるみたいです。

続いて・・・
こちらが側面です。

本体の中に入っているシリカゲルを加熱する際に使う、Type-Cコネクタ用の差し込み口があります。
ちなみに、本体のサイズは幅約125mm、高さ約73mm、厚さ約24mmで・・・
重さは約160gです。

で・・・
JJCのロゴの部分のクリア窓の中に
シリカゲルの粒が見えますが、この中のシリカゲルの色で吸湿状態を確認することができます。

シリカゲルの粒の色がオレンジの場合は、吸湿力が高いため加熱の必要はなく・・・

グリーンの場合は湿気を吸って、吸湿力が下がった状態になっているため加熱が必要になります。

で・・・
シリカゲルの再生に必要な加熱に関しては、説明書によれば、「環境によって異なる」という但し書きはありますが、2~6時間通電し加熱すると、吸湿力が回復し、シリカゲルの色合いがオレンジに戻るとのことです。
また、説明書によれば、使用前に加熱してシリカゲルを乾燥させてくださいとあり、本体は寝かせずに立てた状態で、換気の良い場所で通電し加熱してくださいとのことなので、こんな感じで本体を立てて加熱しました。

通電して加熱している間、ランプはブルーに点灯しています。
ちなみに、おいらは見たことがありませんが、
加熱中に、温度が上がりすぎた場合は、ランプがレッドになり、自動的に電源が切れるそうで、温度が正常に戻るとランプがブルーになって再び加熱するそうです。
実際の保管結果とフィラメントの扱い方
で・・・
加熱後にクリア窓のシリカゲルの色がしっかりとオレンジになっていることを確認して・・・

おいらが愛用している、イノマタ化学の乾物ストッカー6.0という容器にフィラメントと湿度計とともに入れることにしました。

ちなみに、今回はモバイルドライの性能を確認したいので、他の乾燥剤は使用せず、モバイルドライ1個だけを入れています。

で・・・
翌日からは・・・
こんな感じで約10%の湿度をキープしています。

まあ、おいら的には、満足いく結果です!
ちなみに、おいらが使っている湿度計は、10%より下の数字は表示されませんので、
ひょっとしたら、10%より下がっているかもしれません。
まあ、実際のご利用にあたっては、室内の湿度、密封ストッカーの性能、フタの開閉の頻度等、様々な条件があると思いますので、おいらのところの結果は参考程度にとらえていただければと思います。
それから・・・
おいらのところでは、主にPLAというフィラメントと、PETGというフィラメントを使っていますが・・・

梅雨の時期に、湿度の高い室内に放置していたPETGのフィラメントを使用したところ・・・

画像のように糸引きや表面のざらつきといった造形不良が発生しました。

なので・・・使用後は、放置せずに、低湿度をキープできるストッカーに保管してあげましょうね!

フィラメント保管の注意点
で・・・
ここからが重要な話ですが・・・
今回のように、密封できるストッカーに

シリカゲルなどの乾燥剤を使ってフィラメントを保管するのは・・・
開封後のフィラメントに湿気を含ませないようにするためであって
簡単に言えば、乾燥状態のキープです。

で・・・
造形不良を起こすまでに、湿気を吸ってしまったフィラメントは、
密封できるストッカーにシリカゲルとともに入れても

元のように乾燥した状態に戻すことはできません。
湿気を吸ってしまったフィラメントを乾かすためには、別途、フィラメントドライヤーのような乾燥機で乾かす必要がありますので、この点はご理解くださいね。

まあ、フィラメントの取り扱いについては、開封から保管まで、しっかり低湿度をキープすることが基本になるかと思います。

低湿度をキープする方法はいくつもありますが、今回使ったモバイルドライは、手軽に繰り返しの再生ができるうえに、リーズナブルな感じで、今のところ満足しています・・・

あとは、耐久性になるかと思いますが、このあたりのことは使い続けなければ分かりませんので、今後、お伝えすべきことが出てきたら記事にしたいと思います。
動画でのご紹介
ということで、今回はここまで・・・
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、ぜひご参照ください!
⇒ 3Dプリンターのフィラメントの湿気対策におすすめ、USB Type-Cで再生可能、JJCの除湿ユニット・モバイルドライで低湿度を維持!
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!
