先日、エサ用のホソワラジムシの飼育についての動画を公開したところですが・・・

⇒ (前編)ワラジムシの飼い方・殖やし方・飼育用品・飼育環境についてまとめました
⇒ (後編)ワラジムシの飼い方・殖やし方・飼育環境のセッティングについて
これらの動画の中で、おいらが管理している、生き餌をご紹介するために
こんな感じのトビムシの映像をほんの数秒間流したわけですが・・・

赤茶色の床材を見た、おいらのお友達が、ザワツキはじめた次第です!
で・・・
お友達的に・・・
赤茶色の床材は・・・・

海外のトビムシ飼育者が使っている、スプリングテールクレイ(Springtails Clay)やカルシウムクレイ(Calcium Clay)などと呼ばれる、いわゆる粘土培地的な床材に見えるとのこと・・・
なので・・・
おいらに対して・・・
海外から輸入したの?・・・とか
自分で作ったのなら、配合を教えて欲しい・・とか
とりあえず、おすそ分けして欲しい・・・とか
実に様々な反応がありました・・・
で・・・
おいら的には、ワラジムシのことをお伝えしたい一心でつくった動画の見せ場を

トビムシの床材に全部持っていかれた感じで、まあまあ複雑な心境ですが・・・

おいらも、疑問に思ったことは、しつこく聞くタイプなので、お気持ちは分かります。
なので、この記事で、おいらが使っている、謎の赤茶色の床材の正体について、包み隠さずお伝えすることにしました・・・
で・・・
おいらのお友達が、海外のトビムシ飼育者が使っている粘土の床材にそっくりだと言っている、こちらの床材ですが・・・

おいら的に見ても、海外のSNSやYouTubeでよく見かける赤茶色の粘土の床材にソックリで、海外から取り寄せたものだと勘違いされても当然だと思います。
ちなみに、海外のものは、鉄分を多く含んだ赤い色の粘土を使い、カルシウムやモンモリロナイト、その他微量元素を配合して作っているみたいです・・・
で・・・
おいらと言えば、過去記事でご紹介した通り、複数の飼育容器でトビムシを管理していて・・・

床材は、竹を燃やして炭化させた竹炭や、粒状の活性炭といった炭系のものを使ったり・・・

パームマットやハスクチップといったヤシガラ系のものを使ったり

色んな床材で楽しみながらやっているわけですが・・・
エサとして生体に与える時に、床材によって、与え方が若干違ってくる感じです・・・
例えば竹炭や、粒状の活性炭といった炭系の床材の場合は・・・

おいら的に、竹炭の板の上でウロウロしているトビムシを、板ごとエサ場に運んでトントンと払い落として与えるため、少量を与える分には支障はありませんが・・・

大量のトビムシを与えたいときは、何度も同じ作業を繰り返す必要があります・・・
で・・・
ヤシガラ系の床材の場合は・・・
竹炭を使って与えることもあれば・・

トビムシがウロウロしているヤシガラを、そのままエサ場に運んで与えることもあります。

こちらも少量を与える分には支障はありませんが・・・
大量のトビムシを与えたいときは、何度も同じ作業を繰り返す必要があります・・・
ところが・・・
今回正体を明かす赤茶色の床材は

ケースをトントンと軽くたたいただけで、すぐにトビムシを集めて給餌することが出来るため、スムーズに大量のトビムシを与えることができます。
また、大量に集めたトビムシを、一気に他のカップに移すことが出来るため・・・


ダスティングという、カルシウムやマルチビタミンなどの粉をまぶす作業も簡単にできます。
まあ、給餌の方法は、人それぞれで、おいらも、色んな方法で給餌していますので、どれが最高だとは言えませんが・・・
スピーディーに大量のトビムシを給餌したいときには、赤茶色の床材は使いやすいかと思います。

ちなみに・・・
赤茶色の床材は粘土のように色んな形に整えることが出来るので・・・
床材にポコポコと穴を掘って、表面積を増やしてみたり

平らに延ばして、のっぺりした感じにしてみたり

楽しみながら色々やっています
で・・・
赤茶色の床材を使ったトビムシの管理については・・・
スプリングテイルズさんのネットショップで購入した「シロトビムシのえさ」を・・・
2日から3日で無くなるくらいの量を与え、エサが無くなる頃に次のエサを与えるような感じです。

で・・・
エサを与える時に、床材の湿り具合をチェックして、乾いていたらほんの少し加水してあげています。

フタをしっかり閉じた状態で管理していますので、粘土が完全に乾くことはほぼないので、エサやりの時に、毎回加水する必要はなく、また、たくさん加水する必要はないかと思います。
それと・・・
ケースの内側の側面が汚れてきたら、トビムシが上に登ってしまうので、汚れが目立つ前にキレイにティッシュペーパーで拭きとっています。

と・・・まあ、管理については、こんな感じです。
で・・・
長くなってしまいましたので、そろそろ赤茶色の床材の正体を、お伝えする頃かと思います・・・
ということで・・・
こちらの、赤茶色の床材の正体は・・・

エキゾテラの「テラメイカー デザート レッド」という商品です。

天然の赤砂と粘土が原料の、水を加えて練るタイプの造形用の素材です。
おいらの場合は、「テラメイカー デザート レッド」100gに対して、水を20ccほど加えて混ぜ合わせたものを使っています。

まあ、水加減については、おいらも毎回調整していますので、参考程度にとらえて頂ければと思います。
で・・・
おいら的に、トビムシの飼育のためだけに「テラメイカー デザート レッド」を購入しているわけではありませんが、1袋4kg入りなので、おいらのような使い方をすれば、40ケースほど仕込むことが出来る感じです・・・

水を加えて練るだけで使えて、そこそこコスパもいいので、おいら的に、気に入っている感じです・・・
ちなみに、海外の粘土系床材のレシピを参考に、カルシウムなどを混ぜて使ったこともありますが、おいら的にこれといったメリットを感じられなかったので、今は、水以外のものは加えていません・・・
それから・・・トビムシの殖え方についても、おいら的に炭系やヤシガラ系といった他の床材と変わらない感じです。

で・・・
赤茶色の床材ばかりで・・・
こげ茶色の方に触れていないため、気になっている方もいらっしゃるかと思いますが・・・

おいらのところには、こんな感じで、こげ茶色の床材がいくかあって・・・

エキゾテラの「テラメイカー パルダ」
ピクタの「極床 造形君」
ジュン(JUN)の「モデリングソイル」といったものを使っています。
いずれも、水を加えて練るタイプの、テラリウムやパルダリウムを作るための造形用の素材です。

これらの床材は、おいら的に、水加減の調節がしやすく、また、トビムシがよく殖えるため、ついつい使ってしまいますが・・・
これらの床材の表面には、トビムシがしがみつきやすい感じで

「テラメイカー デザート レッド」のように、ケースをトントンと軽く叩いても、簡単にトビムシを集めることが出来ません・・・

また、これらの床材は、湿らせた状態だと、ケースに張り付く力が弱いため、叩きすぎると、ケースから床材がはがれてしまいます。

なので、おいら的に、優しく取り扱っています。
まあ、こんな感じではございますが、謎の床材の正体については、包み隠さずお話しできたかと思います。

とりあえず・・・エキゾテラの「テラメイカー デザート レッド」は、コスパ最高でおすすめですよ!
ということで、今回はここまで・・・
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ おいらが使っているトビムシ飼育用の粘土床材(トビムシクレイ)の秘密を明かします!
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!