今回は、ニシアフリカトカゲモドキを飼育するために、おいらが使っている飼育用品と、飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。
で・・・
ニシアフリカトカゲモドキは、
真っ黒でウルウルしたお目目、プニプニした太い尻尾、短い手足、そして、温厚な性格と・・・
いやし要素が満載で、「ニシアフ」の略称で親しまれている人気のヤモリです。

丸々と太った感じの尻尾から、ファットテールゲッコーとも呼ばれます。

また、何となくアライグマのような雰囲気を漂わせているため、ベテラン飼育者の中には、ラスカルとかラスカルゲッコーと呼ぶ人もいます。

で・・・
ニシアフリカトカゲモドキは、ヤモリの仲間でありながら、カベチョロのように壁に張り付いて登ることは出来ません・・・

また、まぶたがあるため、まばたきや目を閉じることが出来ます。

このように、ヤモリの仲間でありながら、トカゲのような特徴を持っているため、トカゲモドキという名前がつけられています。
自然下では、その名の通り、アフリカの中西部、セネガルからカメルーンあたりにかけて広く分布しています。
このあたりは、年中高温で、雨季と乾季がある地域になります。
過酷な砂漠地帯に生息するレオパに比べて、過ごしやすい環境に生息していることがわかりますね・・・

で・・・
ニシアフリカトカゲモドキは・・・
レオパと同様に、ブリーダーにより様々なモルフが生み出され、多くの繁殖個体が流通していますが、トーゴ共和国を中心にアフリカ諸国からのワイルド個体が輸入され流通しています。
ちなみに、おいらのところのニシアフちゃんは、トーゴからやって来たワイルド個体です!

全長は最大でも25cmほどで、それほど大きくならず、見た目のバリエーションも豊富なため、コレクションする楽しみもありますね!
で・・・
写真のニシアフちゃんは、背中に真っ白なラインが入っていますが、こちらは品種改良で作られたものではなく、野生のニシアフちゃんでもよく見られるラインです!

生まれながらのオシャレさんですね!
ということで・・・
ここからは、ニシアフリカトカゲモドキを飼育するために おいらが使用している 飼育用品をご紹介します!
まず、ニシアフリカトカゲモドキ用の床材については、ヤシガラ系、ソイル系、クルミ系・サンド系、紙系のものなど、実にたくさんの種類があります。

おいら、一通りの床材を使ったことがありますが、キッチンペーパーや市販の爬虫類用の床材であれば、どれを使っても状態よく管理できたので、飼い主さんが管理しやすい床材をチョイスすればよいかと思います。


どれを使ったら良いかが分からない場合は、購入したショップやブリーダーさんが実際に使っている床材をチョイスすればよいかと思います。
で・・・
今回は、おいらがチョイスした床材は・・・
エキゾテラのデザートベースの細目という天然土の床材です。

パッと見た感じでは、園芸用のリーズナブルな土にしか見えませんが、有名ブランドの高級な床材です!

と・・・
こんなことを言っているおいらですが・・・
ぶっちゃけ、赤玉土感覚で使っています!

続いて・・・
シェルターですが・・・

ニシアフ飼育者の多くが、飼育のポイントとしてあげるのは、ケースの一部を30℃ぐらいに維持することと、上部に水を入れて使うウェットタイプのシェルターの使用です。
おいら的にも、ニシアフは、夜行性で、自然下では、日中はある程度の湿度がある巣穴に潜って、外敵や暑さ、乾燥から身を守っているため、ウェットタイプのシェルターは必須だと思いますし・・・
おいらのところのニシアフちゃんも、ウェットシェルターが大好きで、一日の大半をウェットシェルターの中で過ごしています。

ちなみに、脱皮の時の湿度の調整にも、ウェットタイプのシェルターが役に立ち、脱皮不全を防ぐことが出来るとのことです。

で・・・
ウェットタイプのシェルターにもいくつかありますが、おいらのところのニシアフちゃんは、素焼きのタイプのウェットシェルターであれば、難なく上に登って、上に入れた水を飲んでくれるので、スドーのウェットシェルターを使っています。

続いて、水入れですが・・・
おいらのところには、ほかに何匹かのニシアフリカトカゲモドキがいますが、みなさんウェットシェルターに登って水を飲んでくれます。
そのため、特に、水入れを設置していませんが、お迎えしたばかりの個体で、ウェットシェルターから水を飲んでいるところを確認できていない個体には、エキゾテラのウォーターディッシュのSサイズや、スドーのレプタイルディッシュのSサイズのような小さめの水入れを設置するようにしています。


続いて・・・・
保温器具については、おいらの飼育部屋は エアコンで温度管理をしていて ニシアフちゃんを飼育しているケース付近の温度は 25℃から26℃前後をキープするようにしています。

ただ・・・
ニシアフは、ケースの一部に、温度が30℃ぐらいのやや高めの場所があったほうが、エサ食いが良く、調子よく管理できるので、ケースの一部にパネルヒーターを敷いています。

続いて・・・
飼育ケースにつきましては、おいらのところでは、三晃商会のレプタイルボックスを使っています。

幅30cm、奥行き20cm、高さ15.5cmとコンパクトで、アクリル製で軽いためメンテナンスも楽にできます。
また、透明で観察がしやすいため、ニシアフちゃんの飼育にピッタリです。
あと・・・通気性抜群のフタはスライド式で、マグネットストッパーでピタッと閉じることができ 脱走を防ぐことができます。


まあ おいらが使っている飼育用品についてはこんな感じですが、ここからは飼育環境のセッティングのようすを おとどけしますね
ということで・・・
まずは、パネルヒーターをセットしました。

そして、レプタイルボックスをセットしました。

続いて、床材のエキゾテラのデザートベースの細目を敷きました。

そして、パネルヒーターを敷いていない所に水を入れたウェットシェルターを配置しました。

おいら的に、ニシアフは、極力シンプルに飼育したいので、飼育環境はこれで完成です!
で・・・
しばらく様子を見て、温度等のチェックをして、いい感じに思えたので、ニシアフちゃんに入居して頂きました!

床材が新しくなって、緊張しているのでしょうか?
固まった感じで、微動だにしません!
数分経っても、全く動く気配がなく・・・
おいら的に、どうすることもできないので・・・フタをして、そっとしておくことにしました!

で・・・
エサについては、メインのエサは、生きたコオロギで、カルシウムを振り掛けたものを、週に2回から3回の頻度で与えています。

カルシウムについては、ビタミンD3の入ったものと、入っていないものを使い分けています。

ビタミンD3は、カルシウムの吸収を促進させるために必要ですが、取りすぎるとよくないので
普段は、ビタミンD3が入っていないものを使い、月に1回から2回ほどビタミンD3の入ったものを使う感じです。





最近では、レオパドライやレオパゲル、レオパブレンドといったレオパ用の人工フードを食べてくれるようになったので、生きた昆虫と併用して与えています。

まあ、ゆくゆくは、人工フードだけの飼育に切り替えようかと思ってます。


で・・・
ニシアフリカトカゲモドキを飼育するうえでの日々の管理としては・・・
・エサの残りやフンの掃除
・ウェットシェルターの洗浄と給水
・温度チェック
・週に2回から3回のエサやり・・・
みたいな感じです

それから、乾燥しすぎの時には、軽く霧吹きをしています!
ちなみに、おいらのところのニシアフちゃんは、毎回同じ位置にフンをするお利口さんなので、お掃除は楽ちんです!
で・・・
おいら的に ニシアフリカトカゲモドキの飼育環境についてまとめると・・・
・飼い主が管理しやすい床材を使用
・ウェットシェルターは必須
・温度は 温かいところが30℃で、涼しいところが25℃
・ケージの一部にパネルヒーターを使用する
・活餌にはカルシウムの添加を欠かさない
とまあ、こんな感じです。

今回は、アダルトサイズのニシアフリカトカゲモドキの飼育にポイントを絞ってお届けしましたが、これからも、愛情を注ぎ飼育を続けたいと思います・・・

ということで、今回はここまで・・・
今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ ニシアフリカトカゲモドキの飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!