今回は、フェルナンデススキンクを飼育するために、おいらが使っている飼育用品と飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。
で・・・
フェルナンデススキンクは、ファイアースキンク(ファイヤースキンク)とか、ベニトカゲとも呼ばれることがある、アフリカの中部に分布する、中型の地表性のスキンクです。

全長は最大で35cmほどになりますが、スマートな体型のため、それほど大きくは感じません。
ウルウルした黒目と、赤、黒、白でフェイスペイントを施したかのような、アートなお顔がステキなトカゲさんですね!

飼育環境に関する情報をネットで探したら、どれが正しいのかわからなくなるくらい、実に様々な飼育環境が出てくるかと思いますが、これは、フェルナンデススキンクが本当に幅広い環境に対応するからだと思います。
で・・・
幅広い環境に対応できるということで・・・
他のトカゲのように、ホットスポットの温度はこうでなければならない、とか、床材はこうでなくてはならないといった、狭い飼育条件に当てはめる必要はないかと思いますが・・・
もともと、明け方や日没直後の薄暗い時間帯に行動し、日中は、森林の落ち葉の下に潜ったり、倒木の下に隠れたりと、周りよりもやや湿った場所に潜んでいる生き物なので、おいら的にこの点を考慮した飼育環境を整えてあげればよいかと思います。

で・・・
前置きが長くなりましたが、ここからは、フェルナンデススキンクを飼育するために、おいらが使用している飼育用品をご紹介しますね!
まず、床材ですが・・・・
フェルナンデススキンクは、土系やヤシガラ系など、様々な床材で飼育できますが・・・・
おいら的に、管理がしやすいということで、GEXのテラリウムハスクや、ポゴナクラブのパームマットをよく使っています。

床材の厚さについては、潜りたいときに潜れるぐらいの厚さにしています。
続いて、シェルターですが・・・
フェルナンデススキンクは、湿気を帯びた隠れ家を好みます。
そのため、上に水を溜めることが出来るシェルターが良いかと思います。

で・・・
おいらの飼育部屋は乾燥気味なので、隠れ家的な目的に加え、乾燥を防ぐ目的で、たっぷり水を入れることが出来る、スドーのウエットシェルターのMサイズに水を入れて設置しています。

ちなみに、おいらのところのフェルナンデススキンクは、一日の大半を、ウェットシェルターの中で過ごしています。

で・・・
床材と、ウェットシェルターをご紹介したあたりで、気になることと言えば、湿度の管理だと思いますが、おいらの場合は、毎日、ウェットシェルターを洗浄し、水を入れています。
あと、ケージ内が乾燥しすぎないように、1日1回から2回ほど軽く霧吹きをして、湿度が40~60%になるようにしています。


で・・・
温度や湿度を管理するために、デジタル式の温湿度計を使っています。

デジタル式のものは、温度と湿度の最高値と最低値を記録してくれるため、夜間やお出かけ中の温度と湿度を確認できて大変便利です!
続いて、飼育ケージですが・・・
今のところ、一匹だけですが、余裕をもって45cm幅のロータイプ水槽を使っています。

フタについては・・・
フェルナンデススキンクは、手足が短いため脱走とは無縁のように見えますが、シェルターを足場代わりにして脱走を試みる様子をよく見かけますし、意外と立体行動が得意なので、おいら的にフタは必須だと思います。

そのため、今は、スドーのハープネット45を使っています。

続いて、保温器具ですが・・・
おいらの飼育部屋は、エアコンで温度管理をしていて、フェルナンデススキンクを飼育しているケージ付近の温度は、25℃前後をキープするようにしています。

ホットスポットについては、フェルナンデススキンクは、主に地表で生活しているため、おいら的に、地表付近の温度に重点をおいています。
今回は、パネルヒーターを使っていますが、ホットスポットとなる地表付近の温度が35℃ぐらいになるようにしています。

で・・・
エアコン管理をしているといっても、家庭用のエアコンですから、冬の間やケージの設置場所によって、十分に地表付近を温めることが出来ないこともありますが、そのような時にはパネルヒーターに加えて・・・
GEXのヒートグローのように、赤外線を照射するタイプの保温球を使ったり



GEXのヒーティングトップのように、ケージの上から温めるタイプのヒーターを使うときもあります。


続いて・・・
フェルナンデススキンクは、昼行性のトカゲでありながら、物陰に隠れていることが多いため、紫外線ライトにつきましては、必要ないという情報や必要だという情報が混在しています。
まあ、おいら的には、
日々の状態を観察するためにも、観察用の照明器具はあったほうがいいと思いますし・・・
どうせ、照明器具を設置するなら紫外線を照射するライトを使えばいいと思ってます。

ちなみに、おいらの飼育環境では、
ゼンスイのバータイプソラリウム UV LEDというLEDタイプの紫外線ライトが、フェルナンデススキンクの飼育に最適な紫外線照射モードの設定が可能なため、こちらのライトを観察用のライトを兼ねて使用しています。


バータイプソラリウム UV LEDについては、下記ページでレビューしていますので、ご参照いただければと思います。
⇒ ゼンスイ バータイプソラリウムUV LED 開封!使い勝手やおすすめポイントを徹底評価&レビュー
続いて、水入れやエサ入れですが・・・
おいらは、GEXのフィーディングディッシュや
スドーのレプタイルディッシュを多用していますが・・・

水入れやエサ入れについては、ひっくり返されないものであれば、おいら的に何でもいいと思います。


その他の・・・
レイアウトグッズについては、
フェルナンデススキンクは、とにかく、物陰に隠れたがるので、使う場合は、スドーのトンネル流木バークのような、隠れ家として使えそうな物をチョイスするようにしています。

まあ、おいらが使っている飼育用品については、こんな感じですが、ここからは、飼育環境のセッティングのようすをお届けしますね!
ということで・・・まずは、パネルヒーターを配置しました。

そして、パネルヒーターの上に、45cm幅のロータイプ水槽をセットしました。

続いて、今回使用する床材の、ポゴナ・クラブのパームマットを敷きました。

そして、ヘラを使って、床材を平らにならしました。

床材をならし終えたら、スドーのウェットシェルターを設置しました。

それから、空いたスペースにスドーのトンネル流木バークを配置しました。

で・・・
シェルターの前に水入れを仮置きしてみました。

ここで、色合い的に、緑が欲しくなったので、フェイクのグリーンを置いてみました!

いい感じに思えたので、水入れとシェルターに水を注ぎました!

まあ、おいら的に、シンプルでメンテナンスしやすそうなセッティングが出来た感じです。
しばらく様子を見ながら、温度チェックやレイアウトの微調整をして、納得できる環境が整ったところで、フェルナンデススキンクちゃんに入居して頂きましたが・・・
撮影の準備をしている間に、どこかに隠れてしまいました!。
ひょっこり出てきたところを撮影しようと粘ってみましたが、出てくる気配はありませんでした。
で・・・
しばらくたって、水槽をのぞいたら、こんな感じで、シェルターに隠れて顔だけ出して周りの様子をうかがいはじめました!

その後は、この場所が定位置となり、いつもここで、様子をうかがったり、エサ待ちをしている感じです!

まあ、こんな感じで、新しい環境を気に入ってくれたみたいなので・・・
とりあえず、脱走防止のための、スドーのハープネットをセットしました!

つづいて、照明のバータイプソラリウム UV LEDをセットして点灯させました。

バータイプソラリウム UV LEDは、フェルナンデススキンクに適した太陽光再現モードが搭載され、点灯時間をタイマーで管理してくれるので大変便利です!

今回の飼育環境の場合、設定で言えば、ファーガソンゾーンの「ZONE2」を割り当てる「M2」の「MODE2」に設定していますが、照射距離によって設定が変わりますので、説明書で確認してくださいね

また、バータイプソラリウム UV LEDについては、下記ページでレビューしていますので、ご参照いただければと思います。
⇒ ゼンスイ バータイプソラリウムUV LED 開封!使い勝手やおすすめポイントを徹底評価&レビュー

まあ、こんな感じではございますが、あとはこの環境に慣れてくれるのを待つばかりです。

新しい環境に慣れてくれるまでは、飼育ケースを移動したり、あれこれレイアウトをいじったりせずに、そっとしてあげたいと思います。
エサについては、おいらのところでは、生きたコオロギを、1週間に2~3回の頻度で与えています。

あと・・・ときどきですが、ミルワームをエサざらに入れて与えたりもしています。

ちなみに、おいら・・・
爬虫類に与える生きた昆虫には、栄養強化のために、ウォンバルーのインセクトブースターを使ってしっかりとガットローディングを行っています。

生きたエサ用昆虫のガットローディングについては、下記ページででご紹介していますので、ご参照いただければと思います。
⇒ 爬虫類のエサ用コオロギのガットローディングについてまとめました
で・・・
日々の管理としては・・・
エサの残りやフンの掃除
水入れとウェットシェルターの洗浄
また、1日1~2回ほど霧吹きをして、湿度が40~60%になるようにしています。

で・・・
最後になりましたが
おいら的に、フェルナンデススキンクの飼育環境についてまとめると・・・
主に明け方や日没直後の薄暗い時間帯に行動
床材は潜れる厚さに
湿った隠れ家を好む
温度は25~30℃
ホットスポットは35℃
エサは昆虫がメイン
とまあ、こんな感じです!

フェルナンデススキンクは、丈夫で簡単だとよくいわれますが、生き物である以上、おさえるべきポイントはしっかり理解しておく必要があると思います。

これからも、病気(拒食、脱皮不全、脱水、下痢、クル病、マウスロットなど)にかからないように細心の注意を払って、試行錯誤を重ねながら飼育していきたいと思います。
ということで 今回はここまで・・・
今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。

YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ フェルナンデススキンクの飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!
