今回は、マダラファイアサラマンダーを飼育するために、おいらが使っている飼育用品と飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。

で・・・
マダラファイアサラマンダーは、イタリア北東部からヨーロッパ東部にかけて広く分布している、ヨーロッパを代表するイモリの仲間です。
ペットとしてもよく知られており、単にファイアサラマンダーと呼ばれたり、「基亜種」と呼ばれることもあります。
全長は20cmほどで、黒地に黄色のスポットが入るオシャレさんですが、この模様は、毒を持っていることを外敵に知らせる警戒色だと言われています。

ちなみに・・・
後頭部の両側と背中の正中線にそって毒腺があり・・・

サラマンダリンという乳白色の神経毒を噴射することができるとのことですが、よほどのことが無い限り噴射することはないらしく、おいらは、噴射するところを見たことがありません。
ただ、マダラファイアサラマンダーに限らず、両生類の多くは毒を持っているので、おいら的に、直接触るのは避けるようにしています・・・
で・・・
イモリの仲間ということで、ジメジメした沼地や湿地で、水浴びをしながらマッタリと生活しているイメージですが、実は、ほぼ完全な陸生種です。

実際の生息地と言えば、森林や山地であり、普段は、落ち葉や倒木の下、朽ちた木のスキマに潜んで生活しています。
もちろん近くに水場は必要ですが、一見乾燥したように見えて、落ち葉や倒木をめくると、しっとりと湿っている・・・そんな環境が、マダラファイアサラマンダーの好む環境だと言えます!

で・・・
前置きが長くなってしまいましたが・・・
これまでは、こんな感じで、ダイソーのシューズケースを飼育ケースとして使用していました。

が・・・
いつのまにか、まあまあのサイズに成長したので、サイズ的に余裕がある飼育ケースに引っ越しをしてもらうことにした次第です!
ということで、
ここからは、新しい飼育環境で使用する飼育用品をご紹介しますね!
まず、床材ですが・・・・
これまでは、荒木田土という粘土質の土とピートモスを体積比で1対1の割合でブレンドして水で練り上げた床材を使ってきました。

このような粘土質の土をベースにした床材は、いい感じの保湿力があるため、陸生タイプのイモリの飼育ではよく知られています・・・・

で・・・
この床材に何か不満があるわけではありませんが、おいら的に、色々と試したくなる、謎の習性が発動したみたいで・・・
今回は他の床材を、使うことにしました!
まあ、おいら、何匹かのファイヤーサラマンダーを飼育していて、色んな床材を試していますが、どんな床材にも長所や短所があるように思います。

例えば、土を練り上げた床材の場合は、水浴びの時にあふれた水で、飼育器具や生体が泥まみれになることがありますし・・・

ソイルの場合は、皮膚に付着したソイルがあちらこちらに散らばり、シェルターや水入れがソイルまみれになることがあります・・・

まあ、長所や短所は飼育者によっても感じ方が違うと思いますし、管理しやすい床材も違うと思いますので、自分に合った床材をチョイスすればよいかと思います。
そんなわけで、今回は、スドーのゴシキサンドをチョイスしました!

金魚の水槽でよく見かける、派手過ぎず地味過ぎずの、昭和レトロな感じの砂利です!

大磯砂より、ちょっとだけオシャレな感じですね!
砂利の場合は、丸洗いして繰り返し使えますし、やや粗目の砂利であれば、生体に引っ付くこともなく、泥やソイルのように飼育器具や生体が汚れてしまうことも少ないので、おいら的にお気に入りの床材です。
続いて、シェルターですが・・・
マダラファイアサラマンダーは、物陰に隠れるのが大好きなので、おいら的にシェルターは必須だと思います。
おいらのところでは、様々なタイプのシェルターをあまりこだわりなく使っています。

あと、冬場の乾燥しがちな時期には、乾燥のし過ぎが心配なので、スドーのウェットシェルターのようなウェットタイプのシェルターを使ったり、ケースの一部に湿らせた水苔を入れたりしています。

続いて、水入れについては、おいら的に、飲み水用というより、水浴び用という目的で使っています。

まあ、水入れについては、床材で湿度を調節できれば無くてもかまわないというご意見もありますが・・・
用心深いおいらは、不意な乾燥に備えて、全身が入るサイズの水入れに、浅めに水を入れて常に設置しています。
ちなみに、おいらのところのサラマンダーちゃんは、毎日、水入れに入っているみたいです!

続いて、飼育ケースですが・・・
今回は、サイズアップということで・・・
エキゾテラの レプテリア ホワイト300キューブのハイタイプを使いたいと思います。

マダラファイアサラマンダーは、蒸れた環境が苦手ですが、コチラのケースは、通気性も抜群なので、おいら的に理想の飼育ケースだと思います。
あと・・・ケースの底がプラスチック製で軽いため、おいら的に楽に丸洗いできます。

それから・・・
ケースの角に器用に張り付いて、脱走を試みることがありますので、フタは必須かと・・・

底がプラスチック製のレプテリアは、ガラスケースでありながら、軽量でプラケース感覚で取り扱うことができるので、おすすめです!

続いて、温度管理ですが・・・
おいらの飼育部屋は、エアコンで温度管理をしていますが、高温には弱いためなるべく涼しい場所に飼育ケースを置いて、20℃から25度の範囲で飼育しています。

まあ、飼育用品については、こんな感じですが、ここからは、飼育環境のセッティングのようすをお届けしますね!
ということで、まず、飼育ケースのレプテリア ホワイト300キューブのハイタイプをセットしました。

続いて、床材の、スドーのゴシキサンドを2.5キロほど敷きました。

そして・・・
水入れのエキゾテラのウォーターディッシュMと・・・

隠れ家のテラコッタシェルターを設置しました。

で・・・
今回は、床材に砂利を使いましたので、定期的に、砂利を丸洗いして管理するつもりです。
そのため、余計なものは配置せず、超絶シンプルですが、これで完成です!
ということで、早速、サラマンダーちゃんに入居して頂きました!

サラマンダーちゃんの大きさからみても、いい感じの飼育スペースに見えますので・・・
あと一回り大きくなるまでは、この飼育ケースで行けそうな感じですね!

で・・・
しばらく様子を見ていましたが、飼育環境的に問題なさそうなので、そっとしておくことにしました・・・

今回は、床材に砂利を使用したということで、湿度管理が心配になるかと思いますが、床材の厚みの半分ほどに、水を入れておけば・・・

床材の表面がしっとりとした状態を長時間キープしてくれるので、保湿という面で苦労することは無いかと思います。

で・・・
エサについては、おいらのところでは、生きたコオロギに、カルシウムとマルチビタミンを振り掛けたものを、一週間に2回から3回の頻度で与えています。

あと、時々、ハニーワームを与えたりもしています。

最近では、水でふやかした人工フードを食べてくれるようになったので、人工フードも併用しています。


で・・・
日々の管理としては・・・
エサの残りやフンの掃除
水入れとシェルターの洗浄
床材の乾き具合の管理

みたいな感じです。
で・・・
最後になりましたが
おいら的にマダラファイアサラマンダーの飼育環境についてまとめると
隠れ家は必須
床材は適度に湿らせ清潔に
蒸れと高温に注意
温度は20~25度
エサの頻度は、一週間に2回から3回
素手で触らない

とまあ、こんな感じです。
おいら的のところには、何種類かのファイアサラマンダーがいますが、ポイントをおさえて飼育すれば、マダラファイアサラマンダーは丈夫で飼いやすいと思います。

ご長寿さんを目指して、末永く飼育していきたいと思います・・・
ということで 今回はここまで・・・
今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。

YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ マダラファイアサラマンダー(基亜種)の飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!