今回は、行きつけのペットショップでベビーサイズのアマゾンツノガエルをお迎えしたので、飼育環境のセッティングと給餌の様子をお届けしたいと思います。

お迎えしたのがベビーサイズということで、ベビーサイズの飼育に内容を絞っていますので、その点はご理解くださいね!
で・・・
アマゾンツノガエルは、ブラジル、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、ベネズエラ、ペルー、ボリビアといった幅広い地域に分布しています。

主にアマゾン川流域の湿潤な森林地帯に生息し、落ち葉の下に潜み、肉食性で待ち伏せ型の捕食を行っています。
口に入るサイズのものであれば、トカゲやヘビなどの爬虫類はもちろん、ネズミなども哺乳類までも捕食しますし、時には共食いもします。

で・・・
アマゾンツノガエルは
他のツノガエルよりも目の上の角が細長く発達していて、ザ・ツノガエルという感じです
ベビーサイズでも、しっかりと角があり、可愛いですね!

体色は様々で、緑色の強い個体や茶色の強い個体、緑色と茶色の混合といった個体が存在しますが、
地域による違いではなく、同じ地域に様々な体色のものが生息している感じです。
ちなみに、今回購入した写真の個体は、CBと言われる繁殖個体です。

10数年前は、野生の個体を捕獲したワイルド個体が多く販売されていて、神経質で飼育が難しいカエルだと言われていましたが、最近では、ワイルド個体を見かけることはほとんどなくなり、CB個体がコンスタントに販売されている感じです。
CB個体についても、他のツノガエルと比べて難しいという声も聞きますが、おいら的に、最近のCB個体は他のツノガエルとほぼ変わらない印象です!
まあ、個体差もありますので、あくまでおいら的な感じです・・・

で・・・
最大全長は、約12センチで、寿命は約10年といった感じです。
で・・・
飼育環境については、飼育者ごとにこだわりがあるかと思いますが・・・
おいらのところでは、
温度はエアコンで22度から28度をキープしていて・・・

飼育ケース内の湿度は、70~80%で管理しています。
床材については、おいらのところでは
観賞魚用のウールマットを使うこともありますし

爬虫類やカエル用のソイルを使ったり

園芸用のミズゴケを水で戻して使うこともあります。

まあ、どの床材にも、長所や短所がありますので、おいら的に、どれが一番いいとは言い切れませんが、生体の様子をよく観察しながら、飼い主さんが管理しやすい床材をチョイスすればよいかと思います。

で・・・
どの床材を使うにせよ、おいらが常に意識していることは、とにかく清潔に保つということです。
カエルはお腹の皮膚から水分を吸収するので、水場に限らず、床材に含まれる水分も吸収します。
床材の管理を怠たり、不衛生にしてしまうと、排泄物によるアンモニア中毒や、レッドレッグ症候群という皮膚炎を引き起こすことがありますので注意が必要です。
続いて、飼育ケースですが、おいらの飼育部屋は、エアコンで温度管理をしているため、乾燥しがちな感じです。
そのため、いい感じに、湿度をキープできるケースを使用しています。

湿度をキープできないケースを使うと・・・
床材が十分に湿っていても、カエルの背中がカッサカサに乾燥してしまうことがありますので、状態をしっかり観察して対応するようにしています。
まあ、こんな感じで、おいらの場合は、床材と飼育ケースという、超絶シンプルな構成の飼育用具でアマゾンツノガエルのベビーちゃんを飼育しますが・・・

その他、日頃の管理のために使っているものといえば・・・
給餌やエサの食べ残しなどを取り除く際に使用するピンセットや・・・


湿度や温度を管理するための湿温度計


湿度をキープするための霧吹きなどがあれば便利かと・・・



まあ、おいらが使っている飼育用品については、こんな感じですが・・・

ここからは、飼育環境のセッティングのようすをお届けしますね!
ということで、今回飼育ケースとして使用するクリアースライダーというプラケースをセットしました。

そして、床材として使用するウールマットをクリアスライダーのサイズに合わせてカットして底に敷きました。

今回、ウールマットを使用した理由は、お迎えした個体がショップでウールマットの床材で管理されていたからです。
まあ、ウールマットでの飼育は、排泄物による汚れが確認しやすく、また、水分の量が目視で確認できるので、おいら的に管理しやすい床材だと思います。
そして、カルキを抜いた水を床材がひたひたになる程度入れました。

ちなみに、カエルがショックをおこさないように、水の温度は、飼育部屋の温度と同じにしています。
そして次は・・・といきたいところですが、おいら的に、飼育環境のセッティングはこれで完了です!

ということで、早速、アマゾンツノガエルちゃんに入居していただきました!

そして、フタをして、しばらくそっとしてあげることにしました。

で・・・
エサについては、
アマゾンツノガエルは肉食になります。
おいらのところでは、ベビーのうちは、生きたメダカをピンセットで一匹ずつ与え、

ある程度育ってきたら、冷凍のピンクマウスを解凍したものや・・・

カエル用や爬虫類用の人工飼料に移行しています。


で・・・
エサの頻度については、ベビーのころは、週に2~3回与え、成長とともに間隔をあけるようにしています。

エサの量については、与えすぎないことと、エサ不足の状態を続けないようにしています。

まあ、このあたりは、よく観察して、微調整を繰り返して対応しているかんじです。
ちなみに、エサ不足が心配な場合は、体重をチェックして、増えていることを確認するとよいかと思います。


で・・・
エサの量や頻度を語るときに、「何日おきにメダカを何匹与えればよい」といった感じの回答を求められることがありますが、一口にメダカといっても大きなものから小さなものまでありますし、飼育温度や個体の健康状態によっても、エサの量や頻度が変わってきますので、生体と向き合って、しっかり観察することが大切かと思います。

まあ、アマゾンツノガエルの給餌については、飼育者ごとに強いこだわりを感じますので、おいらのやり方は参考程度にとどめていただければと思います・・・


まあこんな感じですが・・・
おいら的に、アマゾンツノガエルのベビーの飼育環境についてまとめると・・・
・飼育温度は、空間温度で22℃~28℃
・湿度は、70%~80%
・乾燥に注意
・床材は清潔に
・エサ不足とエサの与えすぎに注意
といった感じです・・・

とまあ、こんな感じで
ベルツノガエルやクランウェルツノガエルに比べて、難しい印象を受けるアマゾンツノガエルですが
清潔な環境で、じっくり観察しながら飼育すれば、おいら的にそれほど難しくはないと思います。

これからも、たっぷりと愛情を注ぎ立派に育て上げたいと思います。
ということで、今回はここまで・・・
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ アマゾンツノガエルのベビーの飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!