こんにちは!
チャンネルおさるです!
2か月ほど前に、ヒキガエル(ニホンヒキガエル)のオタマジャクシの上陸前後の飼育の様子をお届けしましたが・・・
その時の記事
⇒ ヒキガエル上陸!オタマジャクシからカエルまでの記録・飼い方・飼育環境・エサについてまとめました

その記事をご覧になった方から・・・
同じ時期にオタマジャクシを育てていたけど全滅させてしまったとか・・・

無事に上陸させることができたものの、その後の飼育が上手くいかなかったという話をチラホラ伺いました。
そして、来年、もう一度チャレンジしたいので、その時のために、おいらが今回行ったことをまとめて欲しいとのリクエストを頂いたしだいです。

まあ、おいらも飼育方法を確立しているわけではなく、手探りでやっている感じですが、
おいらの経験が、誰かのお役に立てるのであればと思い、おいらなりにまとめてみました。
おいら的には、この記事をきっかけに、よりよい飼育方法や飼育環境を知ることができればと思いますので、アドバイスなど頂けると幸いです。
ということで・・・
前置きが長くなりましたが、ここからは、本題に入りたいと思います。
まず、ヒキガエルは、水たまりのように限られた期間しか存在しない水場でも繁殖できるように、オタマジャクシのサイズが小さく、加えて、オタマジャクシの期間が短いという特徴があります。

オタマジャクシのサイズが小さいということは・・・
当然、上陸した時のカエルのサイズも小さいということで、5mmから8mmほどしかありません。

10cmを超えることもある成体のサイズからは想像できないほどの小ささで、上陸時のサイズを見ただけで、はたして上手く育てられるのかと不安を感じる方もいるかと思います。
で・・・
上陸時のサイズが小さければ、口に入るエサのサイズも小さくなりますので、エサの確保や飼育が難しくなります。

なので、おいら的に、オタマジャクシの間に、しっかりエサを与えて、出来る限り大きなサイズでの上陸を目指した感じです。

まあ、結果としては・・・
オタマジャクシがおいらのところにやってきた時点で、既に、足(後肢)が生えている個体が多く、上陸直前という感じだったため、おいらのところで大きく育てたという感じにはなりませんでしたが、十分に栄養を蓄えて上陸させることはできたかと思います。

で・・・
エサについては、柔らか目に茹でたホウレンソウ(冷凍ホウレンソウでOK)や、冷凍のアカムシの他、テトラのプレコという人工フードを食べるだけ与えました。



エサを沢山与えると、当然、水の汚れが気になりますが・・・
おいらのところでは、エサの残りやフンと言った目立つゴミは、目の細かな網やスポイトで、気付いたときにこまめに取り除きました。

そのうえで、一度に全ての水を換えるのではなく、汲み置きして塩素を抜いた水道水を使って、3分の1から半分くらいの量を、汚れが気になる前の早めのタイミングで交換するようにしました。
ちなみに、オタマジャクシを全滅させた方の話によると、過密な状態で、エサを多めに与えすぎたために、水質が急激に悪化して全滅させてしまったとのことですので、過密飼育とエサの与えすぎには注意が必要かと・・・・

で・・・
おいらのところの、オタマジャクシの飼育環境としては、水位を低めにして管理しました。

それと・・・
水質安定と、植物性のエサを供給するために、アナカリスという水草を入れたりもしましたが、ツンツンつつくだけでなく、水草の陰に隠れて、仲良くマッタリしていましたので、入れてあげるとよいかと思います。


水温については、エアコンで温度を一定にしている室内で飼育したので、25℃前後といった感じです。
まあ、オタマジャクシの管理についてはこんな感じですが・・・
オタマジャクシは最初に足(後肢)が生え、次に手(前肢)が生えてきます・・・
オタマジャクシの期間が短いということで、足(後肢)が生えたら、間もなく手(前肢)が生え、上陸という流れになりますので・・・
足(後肢)が生えたことを確認したら、早めに上陸を意識したセッティングに変更する必要があります。

おいらの場合は、用心深い性格のため、お出かけ前に、飼育ケースを傾けて、陸地っぽい感じにしておきました。

そして、上陸したヒキガエルは、壁を登るのが得意なので、しっかりフタをしておきました。

で・・・
お出かけから帰ったら、すでに上陸している個体がいたため

ソイルで簡単な陸地を作ってあげたところ、次々上陸してくれた感じです。

で・・・
気付いたときには、尻尾が無くなっていて、壁登りに夢中のようでした!

おいら的に、上陸については、あっという間の出来事といった感じだったので、早めの準備が功を奏した感じです。
上陸後の管理としては、乾燥のし過ぎが心配なので、湿らせたソイルを薄めに敷いて管理しました。

で・・・
上陸直後には、たまたま丁度良い量が残っていた、エキゾテラのデザートソイルを使っていましたが・・・


同じ時期に上陸直後のヒキガエルを飼育していた友人から、
排泄物による環境悪化が原因で、全滅させてしまったという話を聞いたので・・・
怖くなったおいらは、
すぐに、ソイルを新しいものに交換し
さらに、
ソイルを湿らせるときに使用する水に、GEXのサイクルやバイコムのスーパーバイコム78といったアンモニアを分解するバクテリアをほんの少し混ぜて使いました・・・

まあ、バクテリアの使用については、おいらの心の安定のために行ったことで、効果の有無は不明です!

で・・・
上陸直後のカエルは、尻尾が無くなった頃から、エサを食べ始めるので
エサの準備が必要になりますが・・・
おいらが管理している生餌の中で、上陸したばかりのヒキガエルちゃんの口に入るサイズのエサと言えば、トビムシしかいないので、最初に与えるエサはトビムシにしました。


こんな感じで、素焼きの器をセットして、その中に水を含ませたヤシガラを入れたエサ場を作って、エサ場にトビムシを入れてあげました。

で・・・ヒキガエルちゃん達は、エサ場から外に出てお散歩しているトビムシをパクパク食べる感じです!

用心深いおいら的に、トビムシがエサ場やケース内を常にウロウロしている状態にして、ヒキガエルがいつでも食べられるようにしてあげました。
で・・
しばらくたった頃、今度は、別のお友達から
ヒキガエルがポツポツと死んでいるという話を聞きました

このお友達のところは、飼育している数も多く、そして過密気味に飼育していましたので、
とこ材の汚れも関係しているんじゃないかと思い・・・
再び怖くなったおいらは、とこ材を、余っているという理由で使っていたデザートソイルから、土壌の有害物質を分解するバクテリアが入ったテラリウムソイルに変更しました。

で・・・
テラリウムソイルに変更した後も、ソイルは湿らせ気味にしていますが・・・

テラリウムソイルの有害物質を分解する力を信じて、今回はソイルを湿らせる水にバクテリア剤は入れていません・・・
そして、この頃には、トビムシではサイズが小さすぎて物足りなさそうに感じたので、トビムシを卒業させることにして、トビムシのエサ場を水場にしてみました!

で・・・
トビムシを卒業した後は、生まれたばかりのイエコオロギに・・・

カルシウムとマルチビタミンを1対1の割合で振り掛けたものを与えるようにしました。



ちなみに、ヒキガエルはアブラムシもよく食べるとのことですが、おいら的に、アブラムシが苦手なので与えたことはありません・・・
あとは、徐々にイエコオロギのサイズを大きくしていった感じです。

今では、レッドローチのSSサイズも食べてくれるようになり・・・

おいら的に、安心サイズに育った感じです!

で・・・
ソイルの交換については、テラリウムソイルの説明書きによれば、約6か月ごとの交換が目安とされていますが、エサの食べ残しや、カルシウムパウダーの粉などで汚れた感じになってきたら交換するようにしています。

ということで・・・
おいら的に、ヒキガエルのオタマジャクシの飼育についてまとめると
・水位は低めに管理する
・水草を入れてあげる
・しっかりエサを与える
・水の汚れに注意
・一度に全部の水換えはせず、半分程度に
・手足が生えそろったら上陸の準備を
・過密飼育に注意

みたいな感じです!
で・・・
おいら的に、上陸直後のヒキガエルの飼育についてまとめると
・フタは必須、脱走に注意
・尻尾が無くなったらエサを与えること
・食べられるサイズのエサを毎日与えること
・過密飼育に注意
・とこ材は適度に湿らせて清潔に

と、まあこんな感じです!
まだまだ突き詰めていくと、よりよい飼育方法や飼育環境に出会えるかと思います。
来年、チャレンジする機会があれば、今年の経験を生かしてレベルアップしたいと思います。

最後になりますが、飼育数や、飼育温度によっても、飼育方法や注意するポイントは変わってくるかと思いますので、その点はご理解願います。
ということで、今回はここまで・・・
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ 【飼育の極意】ヒキガエルのオタマジャクシを上陸させて安心サイズに育てあげるまでの飼育記録
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!