リクガメの中でも比較的お迎えしやすく、地中海沿岸の乾燥した環境を好むヒガシヘルマンリクガメのベビーのための、具体的な飼育用品と飼育環境のセッティングについてまとめています。
床材の選び方をはじめ、紫外線ライトや保温器具の配置、温度と湿度の管理方法から毎日のエサやりのポイントまで、実践的な飼育のノウハウを網羅しました。
【こんな方におすすめです】
・これからヒガシヘルマンリクガメのベビーをお迎えしようと考えている方
・リクガメの飼育に必要な基本の道具や環境づくりについて知りたい方
・日々の温度管理やエサの与え方など、具体的なお世話のイメージを掴みたい方
これからリクガメとの生活を始める方のお役に立てるかと思います。
ぜひ最後までお楽しみください!
ヒガシヘルマンリクガメのお迎えと特徴
ということで、今回は、ヒガシヘルマンリクガメのベビーちゃんをお迎えしましたので、飼育用品と飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。
で・・・
ヒガシヘルマンリクガメは、イタリア北東部からトルコ北西部の地中海沿岸、北はルーマニア南部にかけて広く分布しているリクガメさんです。

乾燥した場所を好み、常緑の照葉樹林や隣接する草原、低木が点在する丘陵地、果樹園や牧草地で生活しています。
大きさについては、古くから最大甲長35cmと言われていますが、おいら的に、そこまで大きな個体はあまり見かけたことがありません・・・

ヒガシヘルマンリクガメは、リクガメの中でもよく見かける種類で、おいらがよく行くショップでも、スロベニアCBやマケドニアCBといった繁殖個体をよく見かけます。
で・・・
リクガメの飼い方については、ネット上にいろんな情報があふれていますが、一口にリクガメと言っても、砂漠で生活しているもの、サバンナで生活しているもの、そして、草原で生活しているものや多湿な熱帯雨林で生活しているものなどがいて、それぞれに生活環境が違うため、飼育環境や飼い方が変わってきます。
そのため、リクガメの飼い方を調べるときには、その情報がどのリクガメについてのものなのかを確認する必要がありますね!

で・・・
毎回、ヒガシヘルマンリクガメと書いていたら、だらだらと長くなってしまいますので
ここからは、「ヒガシ」を取って、ヘルマンリクガメとして話を進めますね!
飼育用品のご紹介:床材の選び方
ということで、ここからは、ヘルマンリクガメを飼育するために、おいらが使用している飼育用品をご紹介します!
まず、リクガメの名のとおり、陸上で活動するカメさんなので、床材のチョイスが大切かと思います。

で・・・ヘルマンリクガメを飼育するためには、飼育ケース内にバスキングエリアといって、ライトで照らした日向ぼっこ用のスペースが必要になります。

また、保温のためにエアコンを使ったり、専用の保温器具を設置するかと思います。

このように、ケース内を保温したり、日向ぼっこ用のライトを照射したりすれば、当然、乾燥状態になります。
乾燥した場所を好むヘルマンリクガメでさえ耐えることができない、極度の乾燥状態に陥ることがありますので、湿度をキープできる床材がベストだと思います。
あと・・・日本の冬は、カラッカラに乾燥した日が続くことがありますが、このような環境も、ヘルマンリクガメにとっては耐え難いものなので、注意が必要ですね!
で・・・
床材については、おいらは、これまでに・・・
松の樹皮をチップにしたポゴナクラブのバークチップ

同じく松の樹皮をチップにした、GEXのテラリウムバークなど、細かめのバークチップを使ってきました。

これらの床材は、乾燥したままでも湿らせても使用できるため、ヘルマンリクガメの飼育に向いていると思います。

また、ヘルマンリクガメは、床材に潜ることがありますが、バークチップであればケガをする危険も少ないかと思います。
シェルター(隠れ家)について
続いて・・・
シェルターですが・・・
ヘルマンリクガメは、休むときには岩のすき間や藪の中、時には地面に掘った穴の中など物陰に体を隠す習性がありますので、シェルターは必須だと思います。
飼育下では、湿度を求めてシェルターに入ることがよくあるので、おいらは、ビバリアのテラシェルターを使っています。

このテラシェルターは、ウォーターポットに水を入れることにより、内部の湿度を維持することができるので大変便利です。

ただ・・・
入り口が広いため・・・

湿度のキープが難しいときには、湿らせた水苔を入れたりしています。

紫外線ライトとバスキングエリア
続いて・・・
照明器具ですが、
ヘルマンリクガメは昼行性なので、太陽の代わりとなる紫外線と熱を発するライトが必要になります。

で・・・
おいらが使っているのは、エキゾテラのソーラーグローUVの80Wのライトです。

このライトが一つあれば、昼行性のリクガメに必要な紫外線を照射すると同時に熱も発するので、日向ぼっこ用のバスキングエリアを簡単に作ることができます。
で・・・ライトの取り付けは、同じエキゾテラのライトドーム18cmとライトスタンドを使っています。

ライトスタンドは、高さを調節できるので、バスキングエリアの温度調節が楽にできます。
ちなみに、ライトのオン・オフは、24時間繰り返しタイマーで管理しています。

リクガメの飼育では、1日の生活のリズムを安定させることも大切になるので、タイマーを使っての点灯時間の管理は必須だと思います。
おいらの飼育環境では、1日9時間ほど点灯させています。
保温器具と温度管理
続いて・・・
保温器具については、おいらの飼育部屋は、エアコンで温度管理をしていて、ヘルマンリクガメを飼育しているケージ付近の温度は、25℃前後をキープするようにしています。
日中は、熱を発するソーラーグローの80Wが点灯しているため、ホットスポットが35℃前後、涼しいところが25℃前後といった感じですが・・・
消灯後は全体的に温度が下がってしまいます。

で・・・
おいら的に、ベビーということで、夜間は、25℃から28℃前後をキープしたいので、暖突のMサイズをサーモスタットに接続して、バーベキュー網に取り付けたものを水槽に載せて、暖突の下が28℃前後をキープするようにしています。

バーベキュー網に取り付けた暖突の作り方については、過去記事でご紹介していますのでご参照ください!
⇒暖突とサーモスタットをバーベキュー網に取り付けて便利な保温器具を作りました!
それから、リクガメは、お腹が地面に接しているということで、ケージの一部にパネルヒーターを敷いて、体を下から温めたいときに温めることができるようにしています。

温湿度管理とエサ皿などの小物類
続いて・・・
飼育ケース内の温度や湿度の管理については、デジタル式の湿温度計を使っています。
おいらは、ニチドウのマルチ湿温度計を使っていますが・・・

デジタル式のものは、最高温度と最低温度、また、最高湿度と最低湿度を記録してくれるので、お出かけ中の温度や湿度のチェックもできて便利ですね!

で・・・
ホットスポットとなる地表の表面温度の測定には、赤外線温度計を使うと便利です。

続いて、水入れやエサ皿ですが・・・
おいらは、水入れについてはGEXのフィーディングディッシュを多用しています。
エサ皿については、ダイソーで見つけた浅めの皿を使用しています。

水入れやエサ皿については、カメさんが楽に使える高さのものをチョイスするようにしています。
湿度の管理については・・・
霧吹きを基本とし、湿度が40~60%になるようにしています。

冬場のように、空気が乾燥していて、飼育ケース内の湿度の維持が困難な時は、シェルターの中に湿らせた水苔を入れたり、加湿器を使って部屋全体の湿度を上げたりしています。
あと、たっぷりめに霧吹きをするということで、不衛生な環境にならないように、GEXのテラリウムデオという消臭・抗菌スプレーを使っています。

飼育ケースについて
続いて・・・
飼育ケースにつきましては、80Wのソーラーグローを使うので、水槽内に熱がこもらないように、ある程度の幅がある60cm幅のロータイプ水槽を使っています。

まあ、おいらが使っている飼育用品についてはこんな感じですが、ここからは、飼育環境のセッティングの様子をお届けしますね!
飼育環境のセッティングの様子
ということで
最初は、ライトスタンドに、ソーラーグローの80Wをセットしたライトドームを取り付けて配置しました。

ライトの高さは、35cmにしています。
で・・・
ライトスタンドの黒い土台プレートは、厚さ3mmです。

この上に水槽を載せますが、水槽が傾かないように、厚さ3mmの帯状のゴム板を2本敷いています。また、ゴム板の間には、パネルヒーターを配置しています。
そして、60cmのロータイプ水槽をセットしました。

続いて、床材のGEXのテラリウムバークを軽く水洗いして、4Lほど敷きました。

テラリウムバークは、ザルに入れて水洗いすることで、木クズや粉などを取り除くことができます。
リクガメが床材に潜ったときに、目を傷つけることがないように、おいらは、洗うようにしています。
で・・・
ヘラを使って、床材をざっくりとならして、いい感じに整えました。

そして・・・
ビバリアのテラシェルターを設置しました。

シェルターの下の半分ほどがパネルヒーターの上に載るように設置しています。
シェルターとパネルヒーターの配置については、この飼育ケースでのリクガメの行動をよく観察して調整するつもりです。
また、サブのシェルターが必要だと判断したときは、別途追加するつもりです。
そして、水入れとして使うGEXのフィーディングディッシュを配置しました。

まあ、いい感じに配置できたので、ソーラーグローの80Wを点灯させました。

ライトをつけて1時間後のライト直下の地表の温度は、35.3℃でした。

ライトから離れたところの地表の温度は、25.5℃でした。

温度勾配もバッチリですね!
温度の面でも納得できたので・・・
テラシェルターのウォーターポットとフィーディングディッシュに水を入れました。


そして、霧吹きを使ってタップリと床材に水を含ませました。

飼育環境が整った感じなので、リクガメちゃんに入居していただきました!

新しい飼育環境での様子
床材が新しくなったからでしょうか?
何となくソワソワしていますね!
しばらくすると・・・
新しい環境にも慣れてきたみたいで
ウェットシェルターを偵察してみたり・・・

ライト直下の温められた床材に潜ってみたりと・・・

色んな姿を見せてくれるようになりました。
エサと与え方について
エサについては、小松菜やチンゲン菜、カブの葉、大根の葉などをメインに・・・

ニンジンやトマト、オクラ、ときには季節の野草などを添えて工夫しながら与えています。
サプリメントについては、これまでにいろんなものを使ってきましたが・・・

今は、ウォンバルーのハービヴォラスレプタイルミールという、草食爬虫類用の高繊維サプリメントを使っています。

こちらのサプリメントは、草食性の爬虫類に必要なビタミン、ミネラル、必須栄養素がすべて含まれており、カルシウムやその他のサプリメントを追加する必要がないとのことで重宝しています。
また、プレバイオティクスとプロバイオティクス、さらに消化酵素が入っていて、腸内環境の改善ができるとのことです・・・
ということで、本日のメニューは、小松菜とチンゲン菜のサラダに、ニンジンをあしらい、ハービヴォラスレプタイルミールを振り掛けたものです!

野菜にハービヴォラスレプタイルミールが馴染むように、カットした後にさっと水洗いして、水分が残った状態で振り掛けて軽く混ぜています。
で・・・
入居して2時間ほど経って、体も温まってきたみたいなのでエサを与えてみました。

ゆっくりですが、おいしそうに食べていますね!
リクガメのベビーのエサの量や与える頻度については諸説ありますが・・・


おいらのところでは、よく観察して、少し食べ残すぐらいの量を1日2回に分けて与えています。
与える時間は、リクガメの体が温まってから与えたいので、ライトをつけて2時間後と5時間後に与えています。
ライトの点灯直後や消灯の直前の時間帯は避け、毎日同じ時間帯に与える感じです。
で・・・
お腹がいっぱいになった後は、2匹仲良く、ライト直下の温められた床材に潜ってマッタリしています。

ホノボノして・・・癒されますね!
日々の管理と飼育環境のまとめ
で・・・
時を進めて
そろそろ消灯の時間ですが・・・
熱を発するソーラーグロー80Wの消灯後は、暖突に頑張っていただいて、暖突の下あたりの温度を28℃前後にキープです!

そのため、サーモスタットで28℃にセットした暖突を水槽に載せて、消灯後に温度が下がり過ぎないようにしてい
日々の管理としては・・・
・1日2回のエサやり
・エサの残りやフンの掃除
・水入れとシェルターの洗浄と給水
・温度と湿度のチェック
・1日1回から2回の霧吹き
みたいな感じです。
あと、リクガメは、ライトで温められた水にフンをすることがよくあるので、水入れにフンをしたときは早めに取り替えるようにしています。
で・・・
おいら的に、ヘルマンリクガメのベビーの飼育環境についてまとめると・・・

・湿度をキープできる床材を潜れる深さに
・シェルターや隠れ家は必須
・昼行性なので紫外線とホットスポットは必須
・ライトの点灯は毎日規則正しく
・昼間の温度は、ホットスポットが35℃で、涼しいところが25℃
・夜間の温度は、温かいところが28℃で、涼しいところが25℃
・湿度は、40~60%
・ベビーのエサは小分けして与える。
とまあ、こんな感じです。
まあ、見ているだけで心が穏やかになるリクガメちゃんです!

これからも、愛情を注ぎ、立派に育てあげたいと思います・・・
ということで今回はここまで・・・
今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。
動画でのご紹介
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、ぜひご参照ください!
⇒ ヒガシヘルマンリクガメのベビーの飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!
