今回は、おいらが飼育している「フライッシュマンアマガエルモドキ」というカエルと、その飼育環境をご紹介したいと思います。
ちなみに今回ご紹介するフライッシュマンアマガエルモドキは、お迎えして2年ほど経過しています。
で・・・
フライッシュマンアマガエルモドキは、内蔵が透けて見えるほどに透き通った皮膚をしているため、グラスフロッグとも呼ばれます。
また、お菓子のグミのような見た目からグミガエルと呼ばれることもあります。
メキシコからコスタリカ、ニカラグアといった中米を経て、コロンビア、エクアドル、ベネズエラといった南米大陸北部まで幅広く分布しているカエルさんです。
おいらもショップで、「原産国ニカラグア」と表記されたものを見た覚えがありますので、遠路はるばる日本にやって来たということですね!
体長は、2~3cmほどの小さなカエルで、夜行性で主に樹上で生活し、日中は木の葉に隠れて過ごします。
グラスフロッグが透明になる仕組みについては、2022年12月23日付けで学術誌「サイエンス」に発表され、ニュースでも取り上げられましたので、ご存知の方も多いかと思いますが・・・
フライッシュマンアマガエルモドキは、睡眠時に赤血球の最大89%を肝臓の中に取り込んで透明度を上げているとのこと・・・
光を遮る赤血球の大半が体内を循環しなくなることで、起きている時に比べて皮膚の透明度があがり、無防備になりがちな睡眠時に、外敵から身を守ることができるということです。
まだまだ解明されていない謎もあるとのことで、ミステリアスでワクワクしますね!
で・・・
フライッシュマンアマガエルモドキは、透明な体だけが魅力ではありません。
目が前を向いていて、 瞳孔が横に入っているので、時にニコニコ顔に見えたり、時にニンマリ顔に見えたりと、超絶プリティーな表情を飼い主さんにプレゼントしてくれます。
ちなみに、おいら的には、まん丸お目目で見つめられるとキュンとします!
まあ、こんな感じで、飼い主さんに癒しと感動を与えてくれるフライッシュマンアマガエルモドキちゃんですが・・・
ここからは、おいらが使用している飼育用品をご紹介したいと思います。
まず、飼育ケースとして使用しているのは、三晃商会の「クリーンケース Mサイズ」
サイズは、幅30.5cm 奥行19.5cm 高さ23.2cm です。
コチラのケースは、ケースのフタにある通気用のスリットの幅が約0.5mmと細いため、トリニドショウジョウバエをエサとして与えても脱走することがありません。
また、通気用のスリットが細いため、湿度をキープしやすく、乾燥に弱いカエルの飼育にも向いていると思います。
続いて・・・
床材は、水苔・・・
今回ご紹介する飼育環境では、床材として水苔を使用していますが、キッチンペーパーを使用した時期もありますし、パームマットというヤシガラにしたり、ソイルを使用した時期もあります。
特にどれが良くて、どれが悪いといった印象はなく、おいら的には、どの床材を使っても湿度をしっかりキープできて、飼い主さんがメンテナンスしやすいものであれば問題ないと思っています。
続いて、葉っぱの付いた観葉植物
フライッシュマンアマガエルモドキは、日中は、体が乾燥するのを防ぐため、手足をからだにぴったりとくっつけて葉っぱに張り付いて過ごすため、葉っぱの付いた観葉植物は必要だと思います。
おいらの飼育環境では、ポトスやスパティフィラムのような本物の観葉植物を使うこともありますし、熱帯魚のレイアウトで使うような人工の観葉植物を使うこともあります。
本物の観葉植物であっても、人工の観葉植物であっても、フライッシュマンアマガエルモドキがピッタリと貼り付けるものであれば問題ないと思います。
ただし・・・人工の観葉植物を使う場合、葉っぱの材質がフライッシュマンアマガエルモドキの体から水分をうばうような物は避けましょうね。
おいらがよく使う人工の観葉植物は、テトラのウッドプラントです。
こちらは、プラスチックのような素材で出来ていますので、フライッシュマンアマガエルモドキの体から水分をうばうことはないかと・・・
そうそう、本物の観葉植物を使う場合は、枯れてしまわないように光を当ててあげましょうね
おいらは、ジェントスの「そだつライト」を使っています。
高輝度の白色LEDライトで、ケース内の温度を上げることもなく、高さ調整や明るさの調節が可能なのでパルダリウムやテラリウムなど、小型ケージの照明に最適です。
で・・・
エサは 極小サイズの生きたコオロギかトリニドショウジョウバエに、エキゾテラのマルチビタミンとカルシウムを振り掛けて、エサ入れに入れて与えています。
エサ入れは、ごく普通の透明なプラカップを使っています。
最初の頃は、飼育ケースの中に生きたコオロギやトリニドショウジョウバエを直接ばらまいていましたが、試しにプラカップのエサ入れを使ったところ、 特に問題なく使うことが出来て、食べた量も確認できるので、これに生きたエサを入れて観葉植物の近くに置いてあげています・・・
で・・・
水入れは、エキゾテラのウォーターディッシュXSを使っています。
水入れは、しっかり霧吹きをして湿度をキープしていれば設置しなくても大丈夫との意見もありますが、水入れを設置しておくと、時々、気持ちよさそうに水に浸かっていますので、おいらは常に設置しています。
ということで、ここからは飼育環境のセッティングの様子をお届けしますね。
まず、プラケースに一晩水に浸けた後、軽く絞って水気を切った水苔を敷きました。
そして、葉っぱの付いた観葉植物を配置しました。
葉っぱの付いた観葉植物については、何種類か持っていますが、今回は、フライッシュマンアマガエルモドキがいる場所がすぐにわかるように、葉っぱの色が濃くて、葉っぱの数が少ない本物のスパティフィラムをチョイスしました。
そして、水入れを配置しました。
いい感じに仕上がったのでフタをしてみました。
そして、今回は、本物の観葉植物を使ったので、植物育成用のジェントスの「そだつライト」をセットしました。
ライトのオンオフは、24時間繰り返しタイマーを使って1日9時間ほど規則正しく点灯させています。
これで、飼育環境のセッティングは完了です。
シンプルでありますが、メンテナンス性が良さげなセッティングです。
そうそう、温度についてはエアコン管理で、25℃から28℃ぐらいをキープしています。
ということで・・・
フライッシュマンアマガエルモドキに入居して頂きました。
日々の管理については、主に、湿度を保つための霧吹きと、毎日のエサやり、そして、ケースが汚れたときのお掃除になります。
おいらの場合、毎晩、ケースの中に霧吹きをして、しばらく経って、水滴が落ち着いてからエサを与えるようにしています。
そして翌日、エサ入れのプラカップを確認して餌の食べ具合をチェックします。
しっかり食べていれば、ケースの側面や葉っぱに黒っぽいフンがくっついていますので、こちらもチェックしてあげましょう。
で・・・
トリニドショウジョウバエは、飛ぶことが出来ませんが、動きが素早いので、取り扱いには注意が必要ですが、マルチビタミンとカルシウムを振り掛けて、ハエの足にこれらの粉が付いているときは、ツルツルした面を登ることができないので大丈夫です!
しっかり粉を振り掛けましょうね!
ちなみに、マルチビタミンとカルシウムの割合は、ショップのアドバイスで1対1にしています。
あくまでおいらの考えですが・・・
1匹だけの飼育だと、少量のエサの調達とキープが意外と大変です。
複数で飼育してもケンカなどはしないので、複数での飼育が良いかと思います。
まあ、こんな感じではございますが、フライッシュマンアマガエルモドキは、小さくても魅力たっぷりな、超絶愛されキャラの素晴らしいカエルだと思います!
これからも 試行錯誤を重ねながら愛情を注いで飼育していきます・・・
ということで 今回はここまで・・・
今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ チャンネルおさる YouTube
⇒ フライッシュマンアマガエルモドキ(グミガエル・グラスフロッグ)飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!