今回は、ナミハリユビヤモリを飼育するために、おいらが使っている飼育用品と、飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。
で・・・
ナミハリユビヤモリは、エレガントハリユビヤモリやエレガンスボウユビヤモリとも呼ばれ・・・

サウジアラビア、エジプト、ケニア、スーダンといった、乾燥した荒れ地や砂漠に生息している小型の地上性のヤモリです。
「エレガント」や「エレガンス」と言った、洗練された美しさや、上品で優雅な様子を表す言葉が呼び名に使われている点は謎ですが・・・

頭でっかちで、目が大きく、地味でありながらも憎めないフォルムのヤモリちゃんです。

個体によって体の模様や色合いが異なりますので、コレクションする楽しみもありますね!

全長は、最大でも10cmほどで、性格は温厚で、多頭飼育も可能です。

おいらのところでは、5匹を1つのケージで飼育していますが、みなさん仲良しで、いつも平和な感じです。

例年3月から5月にかけて、エジプト便でワイルド個体が入荷するので、そのころにショップで目にすることが多いかと思います。

で・・・
ナミハリユビヤモリは、夜行性で、乾燥した荒れ地や砂漠に生息しているということで、飼育環境的には、昼夜の寒暖差がある乾燥気味の環境にすればよいかと思います。
それと・・・
ナミハリユビヤモリは、自然下で巣穴を掘って生活しているからでしょうか?
飼育下でもとにかく穴掘りが大好きで、複数飼育していると、常に誰かがホリホリと穴を掘っている感じです。

とにかく床材を容赦なくホリホリするということで、ホリホリできる環境を整えてあげればと思います。

ということで・・・
ここからは、ナミハリユビヤモリを飼育するために、おいらが使用している飼育用品をご紹介します!
まず、床材については、ナミハリユビヤモリは、乾燥した荒れ地や砂漠に生息し、ホリホリするのが大好きということで、エキゾテラのデザートサンドレッドやカミハタのデザートブレンドクラシック、ニッソーのWPホワイトサンドといった、ホリホリしやすい乾燥系の床材をチョイスするようにしています。

で・・・
今回、おいらがチョイスした床材は・・・
エキゾテラのデザートサンドレッドという、乾燥系爬虫類の飼育に最適なパウダータイプの天然砂の床材です。

サラサラした状態でも使うことが出来ますし、水分を加えることで、部分的に固めることが出来るため、自分でホリホリして巣穴を掘るタイプの生体にも使えます。


続いて・・・
シェルターですが・・・
おいらのところでは、多頭飼育をしていますので、複数のシェルターを設置していますが・・・

ウェットタイプのシェルターが大好きで、いつも数匹で仲良く利用していますので、複数設置するシェルターの中の1つはウェットシェルターを設置するようにしています。

あと・・・
岩や流木と言った、レイアウトグッズを利用して、自ら隠れ家を作りますので、いくつかのアイテムを与えてあげればよいかと思います。

続いて・・・・
保温器具については、おいらの飼育部屋はエアコンで温度管理をしていて、ナミハリユビヤモリを飼育しているケージ付近の温度は、25℃前後をキープするようにしています。

ただ・・・
自然下では、昼夜の寒暖差があるところで生活しているため、日中は、ゼンスイのマイクロサンの28ワットを点灯して、ケージ内の一部に35℃前後のホットスポットを作っています。

ライトの点灯時間については・・・
ナミハリユビヤモリの、生活のリズムを安定させるために、24時間繰り返しタイマーを使って、毎日9時間ほど、同じ時間帯に点灯するようにしています。


続いて 水入れですが・・・
おいらのところでは、一日1回から2回ほど霧吹きをして、水滴を舐めさせるようにしていますが、飼育部屋はエアコンで温度管理をしていて、さらに、日中はバスキングライトを点灯していますので、乾燥のし過ぎが気になります・・・


ということで、用心深いおいらは、念のためにエキゾテラのウォーターディッシュのXSサイズや、スドーのレプタイルディッシュのSサイズのような小さめの水入れを常に設置しています。


続いて・・・
飼育ケージにつきましては おいらのところでは、45cm幅のロータイプ水槽を使っています。

ナミハリユビヤモリが小さいため、もう少し小さなケージでもよいかもしれませんが・・・
おいら的に、色んな所をホリホリするので、広めのケージで、思いっきりホリホリさせてあげたいという思いがありますし・・・
バスキングライトを点灯したときに、ケージ内にほどよい温度勾配を作ってあげたいという思いもありますので、45cm幅の水槽をチョイスしたしだいです。
で・・・
その他の飼育用品については、岩やレイアウトグッズを適当に・・・といった感じです。

まあ、おいらが使っている飼育用品については、こんな感じですが、ここからは、飼育環境のセッティングのようすをお届けしますね!
ということで・・・
まずは、45cm幅のロータイプ水槽をセットしました。

続いて、床材のエキゾテラのデザートサンドレッドを薄く敷きました。

以前、自由に巣穴が彫れるように、水分で固めたサンドを厚めに敷いて飼育したこともありますが、かなり深い巣穴を掘ったため、巣穴の中で何をやっているのかもわからず、加えて、生存確認も出来なかったので、床材を厚く敷くのはやめて、今回は薄く敷いた感じです。
続いて、スドーのウェットシェルターのMサイズを配置して・・・

もう一つ、ドライタイプのエキゾテラのレプタイルケイブのSサイズを設置しました。

次に、バスキングライトのゼンスイのマイクロサンの28ワットをセットして点灯させました。

そして、ライトの下あたりに岩をセットしました。

岩を床材の上にポンと置いただけだと、ナミハリユビヤモリが、岩の下に穴を掘って、押しつぶされることがあるので、おいら的に、重いレイアウトグッズは、しっかりと床材に埋めて安定させるようにしています・・・
で・・・
ここで、なんとなくケージ内が殺風景な感じがしたので・・・
空いたところに、砂漠っぽい感じのフェイクのグリーンを配置しました。

そして、忘れないように、水入れのエキゾテラのウォーターディッシュのXSサイズを設置しました。

もう少し複雑なレイアウトを組みたいところではありますが、生体が隠れてしまって、撮影が出来ないという問題が生じるので、シンプルな感じに仕上げました!
で・・・
しばらく様子を見ながら、温度などのチェックをして、おいら的に納得できたので・・・
スドーのウェットシェルターに水を入れ・・・

水入れのエキゾテラのウォーターディッシュに水を入れておきました。

まあ、飼育環境のセッティングは、これで終了ということで、早速、ナミハリちゃんに入居して頂きました!

まあ、新しい飼育環境ということで・・・
入居直後は、固まったままだったり・・・

身を寄せ合って物陰に隠れていたり・・・

おそるおそる様子をうかがっている感じでしたが・・・

しばらくすると
大好きな巣穴ホリホリを始めました!

小さいながらに頑張る姿は、超絶可愛くて、時間を忘れて見ていられますね!
で・・・
エサについては、Sサイズの生きたヨーロッパイエコオロギに、ジェックスの「カルシウム」と「マルチビタミン」を、1対1の割合で振り掛けて、週に2回から3回の頻度で与えています。



で・・・
ナミハリユビヤモリを飼育するうえでの日々の管理としては・・・
・エサの残りやフンの掃除
・水入れとウェットシェルターの洗浄と給水
・1日1回から2回の霧吹き
・温度チェック
・週に2回から3回のエサやり
みたいな感じです

で・・・
おいら的に、ナミハリユビヤモリの飼育環境についてまとめると・・・
・穴を掘るのが大好きなのでホリホリできる床材を
・乾燥気味の飼育環境で昼夜の寒暖差をつける
・日中の温度は 温かいところが35℃で 涼しいところが25℃
・夜間の温度は25℃(もう少し下げてもOK)
・生餌にはカルシウムの添加を欠かさない
とまあ、こんな感じです。

別名のエレガンスボウユビヤモリという名前からでしょうか?
ナミハリユビヤモリは、優雅で繊細な・・・エレガンスっぽいイメージで見られがちですが、実は、かなり丈夫で活発なヤモリちゃんです。

そして、飼育がしやすいホリホリ名人でもあります。


これからも、たっぷりと愛情を注ぎ飼育を続けたいと思います・・・
ということで、今回はここまで・・・
今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。

YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ ナミハリユビヤモリ(エレガンスボウユビヤモリ・エレガントハリユビヤモリ)の飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!