今回は、ムーアカベヤモリを飼育するために、おいらが使っている飼育用品と、飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。
で・・・
ムーアカベヤモリは、トゲトゲして超絶カッコイイ外観から、クロコダイルゲッコーと呼ばれることがあります。

地中海沿岸からアフリカ北部に分布する夜行性のヤモリで、樹皮や岩のスキマ、建物の壁といった外敵に狙われにくい環境で過ごしています。
専門書によれば、尻尾を含めた最大全長は約18cmとのことですが、おいら的にそこまで大きな個体は見たことがありません・・・・

で・・・
体の特徴としては・・・
指先に、「趾下薄板(しかはくばん)」と呼ばれる吸着力があるヒダを持ち、そのヒダを利用して、樹木はもちろん、垂直な壁やガラスにも張り付いて移動することができます。

驚いたときや、外敵に襲われたときなどは、尻尾を「自切」と言って、自ら切り落とすことがありますが、元のように、トゲトゲした尻尾に再生することはなく・・・
写真のムーアちゃんのように、いかにも再生しましたという感じの、トゲトゲのない感じで再生します。

で・・・
飼育環境について言えば・・・
元々、地乾燥した地域に生息しているため・・・
乾燥や水切れには強いヤモリですが、飼育に際し、保温器具やエアコンを使ったりすれば、嫌でも乾燥気味の飼育環境になりますので、無理に乾燥した環境を目指す必要はないかと思います。

逆に、保温器具やエアコンの使用による、乾燥のしすぎが心配なので、通気性の良いケージを使い、乾燥しがちな時には、適度に霧吹きをしてあげるとよいかと思います。

ということで・・・
前置きが長くなりましたが、ここからは、ムーアカベヤモリを飼育するために、おいらが使用している飼育用品をご紹介しますね!
まず、床材ですが・・・・

ムーアカベヤモリは、乾燥に強いと言われていますが、
おいらの飼育部屋はエアコン管理をしているため、乾燥のし過ぎが心配です。
そのため、ある程度の保湿力がある・・・
GEXのテラリウムバークや・・・

ミタニのハスクチップをよく使っています。

続いて、レイアウトグッズですが・・・
ムーアカベヤモリは、樹木や壁に張り付くタイプのヤモリで・・・

スキマや物陰が大好きなため、隠れ家的なものを配置してあげればよいかと思います。

まあ、おいら的には・・・
メンテナンスがしやすいということで・・・
素焼きの植木鉢や、アクアリウムで使われるスドーの土管などをよく使います。

あと・・・
それらしい感じを出すために人工の観葉植物を使うこともあります。

人工の観葉植物に霧吹きをすると、水滴を舐める姿を見せてくれますし、木の葉の陰でまったりする姿を見せてくれます・・・・

続いて、水入れやエサ入れですが・・・
おいらのところのムーアちゃんは、霧吹きをした時に、水滴を舐めている姿はよく見かけますが、水入れの水を直接飲んでいる姿は、ほとんど見かけません・・・

ただ、かなりの時間をかけて水滴を舐めている感じなので・・・

用心深いおいらは、エキゾテラのウォーターディッシュXSのような小さめの水入れを常に設置しています。


で・・・
エサ入れについては、スドーのレプタイルカップSを使っています。


生きたコオロギにカルシウムとマルチビタミンをまぶして、2~3日おきにレプタイルカップSに5匹ほど入れて与えるような感じです。

高さのあるカップに入れているため、コオロギが逃げることが無いため、エサの減り具合も確認出来、おいら的に気に入ってます。
コオロギを直接ケージにばらまくと、すぐに物陰に隠れてしまうので、こういう与え方もありかと思います。


あと・・・ときどきですが、ミルワームをエサざらに入れて与えたりもしています。

余談ですが、おいらのところでは・・・
爬虫類に与える生きた昆虫には、栄養強化のために、ウォンバルーのインセクトブースターを使ってしっかりとガットローディングを行っています。

生きたエサ用昆虫のガットローディングについては、過去記事でご紹介していますので、ご参照いただければと思います。
⇒ 爬虫類のエサ用コオロギのガットローディングについてまとめました
続いて・・・
照明器具ですが・・・
ムーアカベヤモリの飼育において、紫外線ライトを使うか使わないかについては、意見が分かれるところですが・・・
夜行性と言われるムーアカベヤモリであっても、実際は、薄明薄暮という、明け方や夕暮れに活動することも多く、多少なりとも紫外線を浴びているため、おいらは紫外線ライトを使っています!

ちなみに、おいらの飼育環境では・・・
ゼンスイのバータイプソラリウム UV LEDというLEDタイプの紫外線ライトが、ムーアカベヤモリの飼育に最適な紫外線照射モードの設定が可能なため、こちらのライトを使っています!


バータイプソラリウム UV LEDについては、過去記事でおいらがレビューしていますので、ご参照いただければと思います。
⇒ ゼンスイ バータイプソラリウムUV LED 開封!使い勝手やおすすめポイントを徹底評価&レビュー
最後に、飼育ケージですが・・・
おいらのところのムーアカベヤモリは、単独飼育なので、コンパクトサイズで通気性が良い、エキゾテラのグラステラリウムのナノを使っています。


まあ、おいらが使っている飼育用品については、こんな感じですが、ここからは、飼育環境のセッティングのようすをお届けしますね!
ということで、早速、床材のハスクチップを敷きました。

乾燥気味の季節ということで、床材の保湿力を利用するために厚めに敷きました。
そして、隠れ家の土管をセットしました!

が・・・
ムーアちゃんが土管の陰に隠れてしまったら、撮影が出来ないので、
植木鉢に変更して、撮影しやすい角度に設置しました!

そして、ケージの手前の管理のしやすいところに、水入れのウォーターディッシュXSを配置しました。

まあ、おいら的に、いい感じに思えたので、人工の観葉植物を配置しました。

日中、ライトが点灯しているときに、木の葉の影に隠れることができるように、配置したつもりです!
続いて、エサ皿のレプタイルカップSを手前の管理のしやすいところに配置しました。

まあ、おいら的に、いい感じに収まった気がします!
そんなわけで、照明のバータイプソラリウム UV LEDを設置して点灯させました。

バータイプソラリウム UV LEDは、ムーアカベヤモリに適した太陽光再現モードが搭載され、点灯時間と明るさを管理してくれるので大変便利です!
今回の飼育環境の場合、設定で言えば、「M 2」の「モード2」にしていますが、照射距離によって設定が変わりますので、説明書で確認してくださいね。


で・・・
しばらく様子を見ながら、ケージ内のチェックをして、おいら的に納得できた感じなので・・・

水入れに水を入れました。

そして、コオロギを入れたエサ皿をセットしました!


仕上げに、軽く霧吹きをして飼育環境のセッティング完了です!

ということで、早速、ムーアちゃんに入居して頂きました!

どうやら、喉が渇いていたみたいで、水滴をペロペロなめ始めました!

めっちゃ可愛いですね!
その後は、植木鉢の中の様子をうかがったり・・・

ケージ内を探検しながら、物陰の居心地をチェックしたり

木陰からヒョッコリ現れたり・・・

色んな姿を見せてくれるようになりました!
まあ、こんな感じで、新しい環境を気に入ってくれたみたいなので、あとはこの環境に慣れてくれるのを待つばかりです。

新しい環境に慣れてくれるまでは、あれこれレイアウトをいじったりせずに、そっとしてあげたいと思います。
それから・・・温度や湿度の管理ですが・・・
ムーアカベヤモリを管理している、おいらの飼育部屋は、エアコンを稼働させて・・・・

温度は、25~28℃前後、
湿度は、40~50%をキープしています。
あと・・・ケージ内が乾燥しすぎないように、1日1~2回軽く霧吹きをしています。

ただ、蒸れには弱いのでご注意を・・・
で・・・
日々の管理としては・・・
生体のペースに合わせたエサやり
エサの残りやフンの掃除
水入れとエサ入れの洗浄
乾燥のしすぎを防ぐための霧吹き
みたいな感じです!

で・・・
最後になりましたが
おいら的に、ムーアカベヤモリの飼育環境についてまとめると
隠れ家は必須
温度は25~28℃前後
湿度は40~50%
アダルトのエサの頻度は2~3日に1回
とまあ、こんな感じです。

ムーアカベヤモリは、丈夫で飼いやすいとよくいわれますが、生き物である以上、おさえるべきポイントはしっかり理解しておく必要があると思います。

多頭飼育も可能とのことなので、機会があれば挑戦したいと思います。

まあ、今日のところは、飼育環境のセッティングも出来たことですし、病気(拒食、脱皮不全、脱水、下痢、クル病、マウスロットなど)にかからないように細心の注意を払って、試行錯誤を重ねながら飼育していきたいと思います。

今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ ムーアカベヤモリ(クロコダイルゲッコー) の飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!