今回は、クレステッドゲッコーを飼育するために、おいらが使っている飼育用品と飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。

で・・・
クレスの愛称で人気のクレステッドゲッコーは、頭に王冠のような突起があるため、オウカンミカドヤモリとも呼ばれます。

ニューカレドニアの森林に生息する樹上性のヤモリで、尻尾を含めた全長は最大で25cmほどになります。

元々、外敵の少ない環境にいたからでしょうか、おとなしく、物怖じしない性格の個体が多く、大変人気のヤモリです!

体の特徴としては・・・
指先に、「趾下薄板(しかはくばん)」と呼ばれる吸着力があるヒダを持ち・・・

そのヒダを利用して、樹木はもちろん、垂直な壁やガラスにも張り付いて移動することができます。

また、尻尾の先端にも「趾下薄板(しかはくばん)」に似た、吸着力を持つ部分があり、尻尾を枝に巻き付けた姿を見せてくれることがあります。

外敵に襲われたときなどは、尻尾を「自切」と言って、自ら切り落とすことがありますが、元の長さに再生することはありません・・・
ちなみに、写真のクレスちゃんは、アダルトの男の子です!

で・・・
飼育環境について言えば・・・
クレステッドゲッコーは、ニューカレドニアの亜熱帯の森の樹上で生活している夜行性のヤモリです。

日中は木の窪みや、木の葉の陰に隠れていますが、日光浴をすることもあります。

温度は、25℃前後、湿度は、50から60%が過ごしやすい環境と言えます!
ということで・・・
前置きが長くなりましたが、ここからは、クレステッドゲッコーを飼育するために、おいらが使用している飼育用品をご紹介しますね!
まず、床材ですが・・・・
クレステッドゲッコーは、乾燥に弱いため・・・
湿度をキープできる床材が向いていると思います。

おいら的には、ヤシの実の殻を粗目に粉砕したヤシガラチップが管理しやすいので・・・
GEXのテラリウムハスクや・・・・

ミタニのハスクチップをよく使っています。

続いて、レイアウトグッズですが・・・
クレステッドゲッコーは、樹上性のヤモリなので、おいら的に止まり木が必須だと思います。

で・・・
おいらの場合、コルクの枝を、ケージのサイズに合わせてカットして使っています。

また、立てた状態で安定させたいときは、板で土台を作ったりもしています。

それから・・・
止まり木と一緒に準備したいレイアウトグッズと言えば・・・
森をイメージしたグリーンが欲しくなるところですが・・・
おいらの場合は、本物の観葉植物を使うこともありますし・・・

人工の観葉植物を使うこともあります。


続いて、温度や湿度の管理ですが・・・
クレステッドゲッコーを管理している、おいらの飼育部屋は、エアコンと加湿器を稼働させて・・・・

温度は、25℃前後、湿度は、50から60%をキープしています。

あと・・・ケージ内が乾燥しすぎないように、1日1回から2回ほど軽く霧吹きをして、湿度が下がり過ぎないようにしています。


続いて、飼育ケージですが・・・
クレステッドゲッコーは、樹上性ということで、高さのあるエキゾテラのグラステラリウムの3045を使っています。

サイズは、幅31.5×奥行31.5×高さ48cmです。

続いて、水入れやエサ入れですが・・・
おいらは、スドーのレプタイルフードトレイを使っています。

強力な磁石で好みの場所にピタッと固定できるため、クレステッドゲッコーのお気に入りの場所の近くにセットすることが出来ます。


続いて・・・
照明器具ですが・・・
クレステッドゲッコーの飼育において、紫外線ライトを使うか使わないかについては、意見が分かれるところですが・・・

おいらは、使っています!
ちなみに、おいらの飼育環境では、
ゼンスイのバータイプソラリウム UV LEDというLEDタイプの紫外線ライトが、クレステッドゲッコーの飼育に最適な紫外線照射モードの設定が可能なため、こちらのライトを使っています!


バータイプソラリウム UV LEDについては、過去記事でレビューしていますので、ご参照いただければと思いま
⇒ ゼンスイ バータイプソラリウムUV LED 開封!使い勝手やおすすめポイントを徹底評価&レビュー
まあ、おいらが使っている飼育用品については、こんな感じですが、ここからは、飼育環境のセッティングのようすをお届けしますね!
ということで、今回使用する飼育ケージを配置しました!

そして、コルクの枝を配置しました!

おいら的に、縦向きの枝と、横向きの枝がバランスよくなるように配置したつもりです。
居心地のよい止まり木が無いと、ガラス面に頭を下に向けたまま長時間張り付き、フロッピーテールといって、尻尾が上向きに折れ曲がってしまうことがあるので、注意が必要ですね!

そして、床材のテラリウムハスクを敷きました。

乾燥気味の季節ということで、床材の保湿力を利用するために厚めに敷きました。
そして、ケージの手前の管理のしやすいところに、スドーのレプタイルフードトレイをセットしました。

レプタイルフードトレイはマグネット式なので簡単に取り付けることができますね!

まあ、おいら的に、いい感じに思えたので、人工の観葉植物を配置しました。

日中、ライトが点灯しているときに、木の葉の影に隠れることができるように、配置したつもりです!
ケージ内にグリーンがあるだけで、それっぽい感じになりますね!
おいら・・・
シンプルでメンテナンスしやすい感じが好きなので、レイアウト的にはこれで良しとしました!
ということで、たっぷり霧吹きをして、床材に水分を含ませました!


しばらく、様子を見て
照明のバータイプソラリウム UV LEDをセットして点灯させました。

バータイプソラリウム UV LEDは、クレステッドゲッコーに適した太陽光再現モードが搭載され、点灯時間をタイマーで管理してくれるので大変便利です!
今回の飼育環境の場合、設定で言えば、「M 1」の「MODE1」にしていますが、照射距離によって設定が変わりますので、説明書で確認してくださいね。


まあこんな感じで、飼育環境が整ったということで・・・
水入れに水を入れました。

そして、クレスちゃんに入居して頂きました!

扉を閉じて扉のロックを確認して、新居での飼育スタートです!

入居直後は・・・
ソワソワした感じで、止まり木の居心地を確認したり

フカフカの床材に潜ったり

ガラス面に張り付いたりしていましたが・・・

しばらくすると、落ち着いたみたいで、水入れの水を飲んでくれました。

まあ、こんな感じで、新しい環境を気に入ってくれたみたいなので、あとはこの環境に慣れてくれるのを待つばかりです。
新しい環境に慣れてくれるまでは、あれこれレイアウトをいじったりせずに、そっとしてあげたいと思います。
で・・・
エサについては、今回登場したクレスちゃんは、人工フードだけで育った個体なので、レパシーのクレステッドゲッコー用フードや、キョーリンのクレスゾルといった人工フードを、2~3日に1回の頻度で、消灯後に与えています。


ちなみに、ベビーのころは毎日エサを与え、成長するにつれ、間隔をあけていった感じです!
で・・・
おいらのところには、他にもクレスちゃんがいますが、生きた昆虫しか食べない個体や、バナナ風味の人工フードしか食べない個体など、エサの好みは様々です。
こちらのクレスちゃんは、水分量が多めのエサが大好きなので、水で溶くタイプのエサを与えるときは、水の量を多めにして、ポタージュのような感じで仕上げています。

まあ、エサの好みや、与える量については、1匹ずつ違うので、飼い主さんの観察力が問われるかと思います!
で・・・
日々の管理としては・・・
生体のペースに合わせたエサやり
エサの残りやフンの掃除
水入れとエサ入れの洗浄
また、1日1~2回ほど霧吹きをして、湿度が50~60%になるようにしています。

あと、冬場のように、空気が乾燥している日には、ケージのトップカバーのメッシュスクリーンの一部を塩ビ板で塞いで、乾燥を防ぐようにしています。


で・・・
最後になりましたが
おいら的に、クレステッドゲッコーの飼育環境についてまとめると
樹上性なので止まり木は必須
フロッピーテールに注意
保湿性がある床材を使用
温度は25℃前後
湿度は50から60%
ベビーのエサの頻度は毎日
アダルトのエサの頻度は2~3日に1回
とまあ、こんな感じです。

クレステッドゲッコーは、丈夫で飼いやすいとよくいわれますが、生き物である以上、おさえるべきポイントはしっかり理解しておく必要があると思います。

まあ、今日のところは、飼育環境のセッティングもできたことですし、病気(拒食、脱皮不全、脱水、下痢、クル病、マウスロットなど)にかからないように細心の注意を払って、試行錯誤を重ねながら飼育していきたいと思います。


今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ) の飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!