アメフクラガエル
※ 当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

今回は、おいらが飼育しているアメフクラガエルというカエルと、その飼育環境をご紹介したいと思います。

で・・・

アメフクラガエルは、南アフリカ共和国、ボツワナ、モザンビーク、ナミビアをはじめとするアフリカ大陸の南部に広く分布しているカエルさんです。

体長は、4~6cmほどで、メスの方がオスよりも大きくなります。

まん丸で、プヨプヨした見た目のため、「おもち」や「だんご」といった名前を付ける飼い主さんも多く見られます。

アメフクラガエル

乾燥した土壌の草原や森林に生息し、主に土に潜って生活していて、土の中にある好みの湿度の場所を求めて潜って行きます。

アメフクラガエル

普段は、ほとんど土の中に潜っていて、雨が降った後などに地表に出てきて活動をします。

アメフクラガエル

飼育下では、夜中に地上に出てきてウロウロしたり水入れに浸かっている姿をよく見せてくれます。

アメフクラガエル

土の中で暮らすカエルということで、四肢は短く、飛び跳ねたり、葉っぱに張り付いたり、泳いだりすることはありません。

危険を感じると体を丸くふくらませて四肢を突っ張った姿勢をすることがありますが、その姿さえ愛らしく感じます。

アメフクラガエル

で・・・

一般的にカエルと言えば、水の中で生活するオタマジャクシを経て、カエルへと変態して上陸しますが、主に土の中で生活するアメフクラガエルは、卵の中でオタマジャクシからカエルへと変態し、カエルの姿で卵から孵化するそうです。

まあ、こんな感じで、他のカエルには無い、変わった生活スタイルのアメフクラガエルちゃんですが・・・

土に潜って生活するカエルということで、ショップや飼育者ごとに、床材の種類、床材の湿らせ加減、床材の深さ、床材の交換時期、などなど・・・床材についての強いこだわりがあるようです。

アメフクラガエル

おいらの知り合いのアメフクラガエル長期飼育者も、みな同じではなく、赤玉土を地表から底のほうまでしっとりと湿らせて飼育している人もいれば・・・


アメフクラガエルの飼育環境 床材 赤玉土

黒土を使って表面は乾燥させ、ケースの底のあたりを湿らせて飼育している人もいます。

アメフクラガエルの飼育環境 床材 黒土

また、黒土とピートモスをブレンドして飼育している人や・・・

アメフクラガエルの飼育環境 床材 黒土とピートモスをブレンド

ジクラアギトのジョジョサンドを使って飼育している人もいます。

アメフクラガエルの飼育環境 床材 ジクラアギトのジョジョサンド

みなさん試行錯誤を繰り返して、たどり着いた結果だと思います。

そういえば・・・

ショップの店長の経験談としてうかがったのですが、過去に土を使わずヤシガラだけで飼育していたときは、皮膚の一部が炎症を起こすなどして長期飼育が出来なかったとのことですから、おいら的に気を付けています。

アメフクラガエルの飼育環境 床材 ヤシガラ

で・・・

おいらの飼育環境といえば・・・

ご覧の通り、床材に赤玉土を使った飼育環境です。

アメフクラガエルの飼育環境 床材に赤玉土を使った飼育環境

おいら自身、ショップや長期飼育者のアドバイスをもとに色んな床材を試してみましたが・・・

赤玉土が土の中の湿度管理をしやすく、しっくりきたので、赤玉土を使っています。

ということで、ここからは、おいらが使用している飼育用品をご紹介いたします。

まず、飼育ケースとして使用しているのは、ニッソーのプラケース大

アメフクラガエルの飼育環境 ニッソーのプラケース大

サイズは、幅36.9cm 奥行き21.6cm 高さ24.9cm です。

フタにスリットが入っているため、通気性の良い環境を好むアメフクラガエルの飼育にピッタリだと思います。

アメフクラガエルの飼育環境 ニッソーのプラケース大

フタについては、アメフクラガエル1匹だけだったら、ある程度の高さがあれば脱走出来ないかと思いますが、複数飼育する場合は、他のカエルを踏み台にして脱走することがありますので、おいらは必ずフタをするようにしています。

また、アメフクラガエルの飼育には、水分を含ませた床材をたくさん使うため、床材だけでけっこうな重さになります。

軽くて丈夫なプラケースであれば、無理なく管理が出来るかと思います。

ちなみに・・・コチラのケースで3匹飼育していますが、おいら的に丁度良い感じです。

アメフクラガエルの飼育環境 ニッソーのプラケース大

続いて、水入れ

水入れは、高さがあるとアメフクラガエルが乗り越えることが出来ないため、浅めのエキゾテラのフィーディングディッシュSを使っています。

アメフクラガエルの飼育環境 水入れ エキゾテラのフィーディングディッシュS

あと・・・

アメフクラガエルは泳げないため、水深が深いと溺れてしまうので注意が必要です。

カエルが座った状態で、無理なく水の中から顔が出るようにしてあげましょう。

アメフクラガエルの飼育環境 水入れ エキゾテラのフィーディングディッシュS

水入れをケース内に置いておくと、夜間、カエルが地上に出てきて水浴びをした形跡を確認出来るので、生存確認にも役立ちます。

アメフクラガエルの飼育環境 水入れ エキゾテラのフィーディングディッシュS

床材は・・・

ホームセンターで買ってきた園芸用の赤玉土6L入りのものです。

アメフクラガエルの飼育環境 床材 赤玉土 細粒

粒のサイズは、細粒になります。

アメフクラガエルの飼育環境 床材 赤玉土 細粒

ニッソーのプラケース大で使う場合、一袋では、おいらが納得できる深さにならなかったので、もう一袋追加で購入して半分ぐらい使っています。

深さで言えば、15cm以上になるようにしています。

アメフクラガエルの飼育環境 床材 赤玉土 細粒

床材の交換については、おいらの場合、3か月から4か月に1回全部交換しています。

温度については、エアコン管理で25℃前後をキープしています。

アメフクラガエルの飼育環境 エアコンで温度管理

話がそれますが、ショップの店長のレクチャーによると、パネルヒーターを使う場合、ケースの底にセットすると、底に潜ったアメフクラガエルが低温火傷になることがあるので、ケースの側面に、ケースの側面の2分の1以下のサイズのパネルヒーターをセットしてあげると良いとのことでした。

アメフクラガエルの飼育環境 パネルヒーターでの温度管理

あと、パネルヒーターを使用する際は、温度が上がりすぎる危険があるため、しっかりと温度をチェックをしましょうね!

まあ、こんな感じではございますが、ここからは、飼育環境のセッティングの様子をお届けしますね。

アメフクラガエルの飼育環境 ニッソーのプラケース大

まず、飼育ケースに給排水パーツを配置しました。

アメフクラガエルの飼育環境 飼育ケースに給排水パーツを配置

アメフクラガエルは、土の中の好みの湿度の場所を求めて潜っていく習性があります。

通常、土の中は、地表よりも地中の方が水分を含み、湿度が高いので、飼育ケース内においてもケースの底のほうが湿っていて、表面が乾いている状態にしてあげます。

そのために給排水パーツを使うのですが・・・

この部品には、GEXの「デュアルクリーン600SP」という観賞魚用上部フィルターのストレーナーを使っています。

アメフクラガエルの飼育環境 給排水パーツ 

で・・・

ストレーナーには、水道用塩ビパイプのVP20というサイズがピッタリ合うので、14cm程にカットした塩ビパイプと接続して使っています。

アメフクラガエルの飼育環境 給排水パーツ

特に接着剤などは使用せず、ハメ込んだだけで使っています。

アメフクラガエルの飼育環境 給排水パーツ

この給排水パーツを使うことにより、床材の底の部分に直接給水出来るようになり、また、水気が多い時には、スポイトで排出することが出来るようになりますので、ケースの底の部分の湿度を簡単にコントロール出来ますね・・・

アメフクラガエルの飼育環境 水抜きのスポイト

続いて、ストレーナーの高さに赤玉土を入れました。

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

この部分を、床材の中で一番湿った湿度の高い部分にして、地表に向かって湿度を低くしてあげます。

赤玉土を入れたら、いい感じにならして、先ほどご紹介した給排水パーツを利用して水を注ぎました。


アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土に水を加えました

水は、一晩汲み置きして、カルキ抜きした水を使っています。

多少時間はかかりますが、赤玉土の一粒一粒が、しっかり水分を含んでいる状態にします。


アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土に水を加えました


アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土に水を加えました

水を入れ過ぎて底のほうが水浸しになったときは、給排水パーツを利用してスポイトで余分な水を排出しましょう・・・

アメフクラガエルの飼育環境 給排水パーツを利用してスポイトで余分な床材の水を排出

アメフクラガエルの飼育環境 給排水パーツを利用してスポイトで余分な床材の水を排出

底の部分の赤玉土を十分に湿らせたところで、さらに赤玉土をケースに入れていきたいところですが・・・

用心深いおいらは、消臭と抗菌のためにGEXのテラリウムデオという、バチルス属バクテリアを主体とした複合菌液をスプレーしておきました。

アメフクラガエルの飼育環境 GEXのテラリウムデオをスプレー

簡単に言えば・・・微生物の力を利用する消臭・抗菌剤をスプレーしたような感じです。

アメフクラガエルの飼育環境 GEXのテラリウムデオをスプレー

コチラの商品は、爬虫類や両生類の飼育ケースだけでなく、生きたコオロギやレッドローチといったエサ用昆虫の飼育容器にも消臭抗菌剤として使えるので便利ですね!

アメフクラガエルの飼育環境 GEXのテラリウムデオをスプレー

話がそれてしまいましたが・・・

続きの赤玉土を投入しました!

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

赤玉土の深さについては、最初はフワッとしていますが、徐々に締まってきて地表部分の高さが低くなってきます。

また、アメフクラガエルを掘り起こしたときに、ケースの底にいることがよくありますので、可能な限り深くしたほうがよいかと思います。

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

赤玉土を入れたら、いい感じにならして、水入れを配置したら、とりあえずセッティングは完了です。

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土 水入れを配置

シンプルですが、実に奥の深い飼育環境ですね!

水入れについて言えば、カエルが楽に水に入れるように、軽く土に埋めてあげてもよいかと思います・・・

ちなみに、アメフクラガエルの飼育ケースに赤玉土をセットした直後は、湿った部分と乾燥した部分が色分けしたようにハッキリりしていますが・・・・

アメフクラガエルの飼育環境

しばらくすると、下の方から徐々に茶色に変わり始め、数時間かけて全体の色が茶色になります。

アメフクラガエルの飼育環境

アメフクラガエルの飼育環境

赤玉土によっても多少の違いがあるかと思いますが、おいらが使っている赤玉土の場合、完全に乾燥している状態では白っぽい色をしていますが、水分を含むと茶色になります。

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

ただ・・・茶色くなっているからといって、全てがこのように十分に水分を含んで、しっとりしているわけではなく・・・

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

こちらのように茶色い色をしていながらサラサラして、ほぼ水分を含んでいないこともありますので、しっかり観察して状態をチェックするようにしています。

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

で・・・床材の全てを赤玉土にした場合、底の部分にしっかり水を含ませると、地表の土まで茶色くなりますので、地表まで湿らせすぎてしまったと思いがちですが・・・

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

茶色くてもサラサラしていれば、数日経つと、乾燥した色である白っぽい色になりますので安心してくださいね!

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

こちらの床材も全体が茶色になっていますが、地表から底まで同じ水分量ではありません。

アメフクラガエルの飼育環境 床材の赤玉土

底の部分はしっかり水を含み、地表部分は乾燥してサラサラしています。

感覚的な表現になりますが、底のほうの水加減については、赤玉土の粒の間に水がたまったベチョベチョの状態にしているのではなく、粒の一つ一つがしっかり水を含んでしっとりしている状態にしています!

水加減の調整には、最初はとまどうかもしれませんが、じっくり観察すれば難なく出来るようになりますので安心してくださいね。

エサについては・・・

アメフクラガエルは、土の中から時々地上に出てきてエサを食べる生き物で、その上、ほぼ生きたエサしか食べないので、エサの種類、エサの量、エサの与え方、エサを与える間隔(頻度)、エサに振り掛けるサプリメント、などなど・・・エサについても飼育者ごとに強いこだわりがあるようです。

アメフクラガエルの飼育環境 エサ

おいらのまわりのアメフクラガエル長期飼育者も、それぞれ違っていて、定期的に掘り起こして生きたコオロギやレッドローチを与える人もいれば・・・


アメフクラガエルの飼育環境 給餌

地上に出てきた時にいつでも食べることが出来るように、飼育ケース内にある程度の生きたコオロギをばらまいている人もいます。


アメフクラガエルの飼育環境 給餌

中には、時々ワラジムシを与えている方もいました。

アメフクラガエルの飼育環境 エサ

上級者の中には、そろそろお腹が空いて地上に出てくる頃だと、地上に出てくるタイミングを見計らって、生きたコオロギを飼育ケースに投入する人もいます・・・

みなさん長期飼育のために試行錯誤を繰り返して、たどりついた結果だと思います。

エサについて、ショップの店長を始め、長期飼育者の皆さんが口をそろえて言われるのは、エサを頻繁に与えてはいけないということです。

特に、数日おきに掘り出してエサを与えたりするのは、アメフクラガエルにとってよくないとのことで、最低でも2週間は間隔を空けるべきとのことなので、おいらも気をつけるようにしています。

で・・・

おいらと言えば・・・

3~4mmサイズの生きたヨーロッパイエコオロギに、GEXのマルチビタミンとカルシウムを1対1の割合で振り掛けて与えています。

与え方は、2週間に1回程度、100匹ほどを飼育ケースに直接ばらまいて与えています。


アメフクラガエルの飼育環境 給餌


アメフクラガエルの飼育環境 給餌

そうそう・・・コバエの発生を防ぐため、コオロギの死骸は放置せずに必ず除去するようにしています。

ちなみに・・・エサ用の生きたコオロギを飼育ケースにばらまくときは、コオロギが溺れないように、水入れにミズゴケを入れ、コオロギが給排水パイプの中に侵入しないように、塩ビパイプ用のキャップをしています。

アメフクラガエルの飼育環境

日々の管理は・・・・

床材の水分量のチェックして、必要であれば給水し、ケースの底の部分の赤玉土の一粒一粒がしっかり水分を含んでいる状態に調整すると

GEXのテラリウムデオという消臭抗菌剤をスプレーすること

水入れを洗って新しい水を入れてあげること・・・です!

まあ、こんな感じではございますが、おいら的にアメフクラガエルの飼育のポイントは、居心地の良い環境をキープしてあげることと、エサを頻繁に与えないことだと思います。

アメフクラガエル

アメフクラガエル

アメフクラガエル

ということで 今回はここまで・・・

今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。

YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
チャンネルおさる YouTube

アメフクラガエルの飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました

以上、チャンネルおさるでした!

バーイ!

ブログランキング参加中です。ポチッとお願いします!
にほんブログ村 その他ペットブログ 爬虫類へ 爬虫類ランキング