今回は、おいらのところで飼育しているオカヤドカリの飼育環境、使っている飼育用品、与えているエサ、そして飼育環境のセッティングの様子をご紹介したいと思います。

ちなみに、ペットショップでよく見かけるオカヤドカリといえば・・・
おいら的に、
「ムラサキオカヤドカリ(Coenobita purpureus)」
「ナキオカヤドカリ(Coenobita rugosus)」
そして、「ムラサキ」でも「ナキ」でもない単なる「オカヤドカリ(Coenobita cavipes)」の三種だと思いますが・・・
おいらのところにいるのは、ムラサキオカヤドカリです。

まあ、オカヤドカリの呼び方については
「ムラサキ」でも「ナキ」でもない単なるオカヤドカリのことを、そのままオカヤドカリと呼ぶケースと
ムラサキオカヤドカリやナキオカヤドカリなどをひっくるめてオカヤドカリと呼ぶケースがあります。
この記事では、ムラサキオカヤドカリのことを、単にオカヤドカリと言っていますので、その点はご了承くださいね

で・・・
ここからは、日本に生息するオカヤドカリ全般の話ですが・・・
オカヤドカリといえば、春先から夏にかけて、ペットショップでよく見かけますが、実は天然記念物に指定されている貴重な生き物です。

天然記念物がペットショップで売られているのは、なんだか不思議な感じですが・・・
特別に許可を受けた業者に限って、野生のオカヤドカリを捕獲することができ、その業者が捕獲した個体に限り、流通や販売が可能となっています。
許可を受けていない一般人は、野生のオカヤドカリを捕獲することはできませんので、ウロウロしているオカヤドカリを捕まえて、飼育することはできません。
また、捕獲に限らず、野生のオカヤドカリに触れることも法律で禁止されていますので、海岸でオカヤドカリを見つけたとしても、決して触らずに、優しく見守ってあげましょうね!

で・・・
オカヤドカリは、どんな生き物かといえば・・・
オカヤドカリは、エビやカニの仲間で、熱帯・亜熱帯の島々に分布し、日本では主に南西諸島や、小笠原諸島に生息しています。

幼生は母親によって海に放たれ、プランクトンとして海の中で生活し、その後、小さな巻き貝に入って上陸し、陸上で生活します。
脱皮を繰り返して成長しますが、成長とともに体に合ったサイズの貝殻に引っ越します。
ちなみに、脱皮は適度に湿った地中に巣穴を作って行いますが、引っ越しは地上で行います。
寿命は20年から30年と言われており、大変長生きな生き物です!

で・・・
海から陸に上がったオカヤドカリの呼吸については、腹部による皮膚呼吸がメインですが、エラ呼吸も行うそうです。

皮膚呼吸とエラ呼吸を行うということで、乾燥には弱く、呼吸を行うためには、水分が必要になりますので、貝殻の中に少量の水を入れて生活しています。

一日の行動については、臆病で乾燥に弱いため、日中は、強い日差しを避け、物陰や土の中に隠れてじっとしていて、夜になるとエサを探して活動を開始します。

食性については、雑食性で、動物性のものから植物性のものまでいろんなものを食べるため、「掃除屋さん」と呼ばれることもあります。

まあ、オカヤドカリについてはこんな感じの生き物ですが・・・
ここからは、ムラサキオカヤドカリを飼育するために、おいらが使っている飼育用品をご紹介したいと思います。

まず、オカヤドカリと言う名前の通り、陸上で生活していますので、床材選びが大切になるかと思いますが・・・
オカヤドカリの飼育者にはこだわりが強い方が多く、特に床材については・・・
サンゴ砂にこだわる方・・・

珪砂(けいしゃ)にこだわる方・・・

ヤシガラマットにこだわる方・・・

ヤドカリ専用サンドこだわる方など様々です。

中には、自分が使っている床材以外のものを、バッサリと否定される方もいますが、おいらはそういうタイプではありませんので、ご安心ください。

話がそれましたが・・・
オカヤドカリにとって、床材は、隠れ家であり、暑さや寒さ、それに乾燥といった環境の変化から身を守るための避難場所であり、巣穴を作って脱皮という命がけの作業を行う大切な場所でもあります。

床材の環境が悪いと、脱皮を行う巣穴を作ることができないので、脱皮に失敗して死んでしまいます・・・
粒の大きな床材を使用したり、床材を乾燥させてしまうと、巣穴が崩れてしまうので、注意が必要かと・・・
ちなみに、
おいら的には、サンゴ砂も珪砂も、そしてヤシガラマットや市販のヤドカリ専用マットなど、いろんな床材を使ったことがありますが・・・

どの床材を使うにせよ
床材に潜って行う、脱皮という命がけの作業で失敗しないように、崩れにくい巣穴を作ることができて、それを維持することができる状態にしてあげることが大切かと思います。

崩れにくい巣穴を掘ることができる状態にするためには、目の細かな床材を選ぶ必要がありますし、適度な湿り具合も大切になります。
また、ケース内、そして巣穴を含む床材の内部を安定した状態に保つために、10~15cmといった感じのある程度の厚みと量も必要になります。

時には、1か月以上巣穴にこもることもありますので、日頃から床材を適度に湿らせて、しっかりした巣穴をキープできる状態にしてあげることが大切だと思います。

あと・・・
大切なことですが、床材を湿らせるときに使う水は、海水ではなく真水です。

床材に塩分があると、脱皮したときに水分を奪われる可能性がありますので、注意が必要かと・・・・
ちなみに、用心深いおいらは、カルキ抜きをするために、一晩汲み置きした水を使っています。
湿らせすぎもよくないので、決してビチャビチャに湿らせすぎないないようにしましょうね!
おいら的な表現になりますが、ほんのり湿った感じです。

床材の表面を指でホジホジして・・・

穴が崩れない感じがベストかと

それから・・・
サンゴ砂や珪砂といった砂系を使う場合、洗うか洗わないかが問題になります・・・

用心深いおいらは、何でも洗って使い・・・
キレイになった砂をいい感じに湿らせてから、飼育ケースに入れてセッティングしていますが・・・
海岸から採取してきた砂を使う場合は、塩分を含んでいる可能性がありますので、必ず洗って使いましょうね
まあ、こんな感じではございますが、今回は、アクアリウム用の底床として販売されている珪砂という砂を使って話を進めていきますね・・・

ちなみに、おいらが使っている珪砂の粒の大きさは、0.3~1.0mmといった感じです。

で・・・
珪砂は、水で湿らせると色が変わるので、湿った感じを目視で確認できるためおいら的にお気に入りです。

続いて、飼育ケースについては、オカヤドカリは乾燥に弱いので、湿度をしっかりキープでき
また、脱走の名人なので、しっかりしたフタがあるものをおすすめします。

おいら的には、床材を厚く敷くため、飼育ケースが重くなってしまうので
ガラスよりも軽量でとりまわしのしやすいプラスチック製のコンテナに空気穴を開けて使っています。

コンテナであれば、フタもしっかりしていますので、脱走の心配もありません・・・

コンテナのサイズについては、ヤドカリのサイズに合わせてサイズアップしてあげる感じです。
ちなみに、ガラス水槽という選択肢もあるかと思いますが・・・

シリコンの部分をつまんだり、足を引っかけたりして脱走しますので、必ず、しっかりしたフタをしましょうね!

ガラス水槽については、床材を厚く敷くと重くなって管理がし辛いので、おいらは使っていません。
あと、以前は、こんな感じのプラケースを使っていたりもしましたが、通気性がよすぎるため、おいらの飼育部屋では、冬の間、乾燥のしすぎで管理が難しかったので、今は使っていません・・・

飼育ケースの大きさについては、水入れやエサ入れ、それにシェルターなどを設置すると、結構場所をとりますので、余裕を持ったサイズを準備したいところです。

続いて・・・
水入れですが・・・
まず必要なのは、真水を入れるための水入れです。

どっぷりと水に浸かることもあるので、全身が浸かる程度の水入れが必要です。
で・・・
もう一つ必要なのは、海水を入れるための水入れです。

まあ、海水の必要性については、意見が分かれるところですが
おいらのところのオカヤドカリちゃんたちは、時々、海水に入ってミネラルを補給しているみたいなので、水で薄めた海水を入れた水入れを設置しています。

海水については、ペットボトルを使って、500mlの水に溶かすだけで海水が作れる「ニューマリンメリット」という人工海水の素があるので、こちらを愛用しています。

で・・・作った海水は、そのまま使用せず、少し水で薄めて使う感じです、
ちなみに、海水を水入れに入れるときは、ヤドカリが海水に浸かったときにあふれて砂にしみこまないように、少なめに入れています。

おいらのところでは、水入れについては、爬虫類用のものを使っていますが、オカヤドカリの出入りに問題はないようです。
続いて・・・
エサ皿ですが・・・

おいら的に、特にこだわりはなく、オカヤドカリちゃん達が食べやすそうなお皿を使っている感じです。
続いて・・・
シェルターですが・・・

オカヤドカリは、臆病なため、念のため入れていますが、最近は、あまり入っているところを見かけません・・・
おいらのところのオカヤドカリちゃん達は、隠れたいときには、穴を掘って水入れの下に隠れたりしているので、無くてもいいのかもしれませんね・・・
続いて、流木のような登れるもの
オカヤドカリは、観察していると、よく立体行動をするので、流木のような登れるものを入れてあげています。

続いて・・・・
保温器具については、おいらの飼育部屋はエアコンで温度管理をしていて、飼育ケース内の温度が年中25℃前後になるようにしています。

湿度については、飼育ケース内が70%前後といった感じです。
温度や湿度の管理には温湿度計が必要になりますが、吸盤やコードをかじられることがあるので、おいらのところでは、常時設置はせず、毎日のエサやりの前に、設置してチェックするようにしています。

湿度や床材の水分を調整するときは、霧吹きや洗浄ボトルを使用しています。

続いて、湿り気を帯びた床材を使うということで・・・
不衛生な環境にならないように、沖縄のりゅうか商事のオカヤドカリ用の環境改善液を使っています。

こちらは、微生物から抽出した酵素で、これを飼育ケース内にスプレーすることにより、ケース内の微生物の働きが活発になり、糞やエサの食べ残しの分解を促進し、悪臭と悪玉菌の発生を抑え、オカヤドカリの生活環境を良好にするものですが、用心深いおいらの心の安定につながっている感じです。
ちなみに、毎日5プッシュがおいらのルーティーンです。

最後に、オカヤドカリの飼育において欠かせないものといえば、引っ越し用の貝殻ですが・・・

引っ越し用の貝殻については、海岸で拾ってくることもありますし、ショップで購入することもあります、
あと、将来に備えて、食用のバイ貝の殻を集めたりもしています。
ちなみに、巻き貝には右巻きと、左巻きがありますが、オカヤドカリは右巻きの貝殻に入ります。
どの貝殻に入るかは、ヤドカリ次第なので、いくつかの殻を入れてあげています。
まあ、おいらが使っている飼育用品についてはこんな感じですが、ここからは、飼育環境のセッティングの様子をお届けしますね。

まず、きれいに洗ったコンテナを準備しました。

そして、水洗いした後、水気を切って、いい感じの湿り気を帯びた珪砂をコンテナに入れました。

で・・・
おいらが飼育しているオカヤドカリは、市販のサイズでいえばMサイズぐらいです。
一般的に、床材の厚さは、ヤドカリの体長の3倍以上が理想的だと言われていますので、今回の珪砂の厚さは10cm程にしています。
重さでいえば、5kgぐらいです。

続いて、真水を入れた水入れを設置して

そのあとで、水で薄めた海水を入れた水入れを設置しました。

そして、エサ皿を設置して・・・

隠れ家のシェルターを設置して・・・

いい感じの流木を設置して・・・

最後に、引っ越し用の貝殻を置いてあげたら飼育環境のセッティングは完了です。

まあこんな感じで、オカヤドカリの飼育環境のセッティングができたということで
オカヤドカリちゃんに入居していただきました。

話がそれますが、ペットショップでは、小さな飼育ケースに沢山のオカヤドカリが入った状態で展示されているのをよく見かけますが、おいら的に過密飼育はよくないと思います。
そんなわけで、今回セットした飼育ケースに入居しているのは、2匹だけです。
おいら的に、飼育ケースに入れたヤドカリの数はしっかり把握するようにしていて、砂の上に何匹いて、何匹が砂に潜っているのかを常にチェックするようにしています。
砂の中に潜っている個体がいるときに、床材をいじってしまうと、脱皮の邪魔をする可能性がありますので、数の把握は大切だと思います。

で・・・
エサについては・・・
オカヤドカリは雑食性です。
おいらのところでは、
キョーリンの乾燥川エビ、乾燥赤虫、乾燥イトミミズ

人工フードのマルカンのヤドカリランチ、キョーリンのバイブラバイツ、ジクラアギトのヤドカリ万能フード

ビバリアの爬虫類野菜6種ブレンド、マルカンのヤドカリポップコーン

マルカンのヤドカリゼリー

あと、市販のフードの他、トウモロコシ・サツマイモ・ キュウリ・ ニンジン・ レタス・キャベツ・リンゴといった野菜や果物を与えたり、お刺身の切れ端を与えたりもしています。

与え方は、オカヤドカリは夜行性のため、毎晩、食べ残しが出ない程度に与えています。
飼育環境の湿度が高いので、腐ったりカビが生えたりすることがありますが、そんな時は早めに取り除くようにしましょうね!
小食な生き物で、同じ餌ばかり与えていると、飽きて食べなくなることがありますので、動物性と植物性のバランスを考えながら、日替わりでいろんなエサを少しずつ与える感じです。

あと、小鳥やリクガメのカルシウムやミネラル補給のために使われる「カットルボーン」というイカの甲羅を特殊加工したものを常時飼育ケースに入れています。

ちなみに、向かって右側が、飼育ケースに入れて2週間ほど経過したカットルボーンになりますが、まわりが齧られていることがわかるかと思います。

話がそれますが・・・
時々、脱皮の殻を見かけることがありますが、いつの間にかなくなっているので、食べているんだと思います。
なので・・・おいらのところでは、脱皮の殻を見かけても、しばらく放置しています。
ちなみに、脱皮前と脱皮後は、エサをあまり食べなくなる感じです。
まあこんな感じではございますが
オカヤドカリの飼育をするうえでの日々の管理としては・・・

・毎日のエサやり
・真水用の水入れの洗浄と給水
・海水用の水入れの洗浄と給水
・床材の湿り具合のチェック
・飼育温度と湿度のチェック
・環境改善液を5プッシュ
みたいな感じです
で・・・
おいら的にオカヤドカリの飼育環境についてまとめると・・・

・巣穴が作れる床材を厚めに敷く
・床材は適度に真水で湿らせる
・ミネラル補給用の海水を入れてあげる
・床材は清潔すること
・いろんなエサを与えること
・飼育温度は25℃前後
・飼育ケース内の湿度は70%前後
とまあこんな感じではございますが、おいら的に、オカヤドカリの飼育のポイントは、清潔で居心地の良い環境をキープしてあげることだと思います。

まあ、オカヤドカリの飼育環境や給餌については、飼育者ごとに強いこだわりを感じますので、おいらの飼育方法については、参考程度にとどめていただければと思います・・・
オカヤドカリは、丈夫で長生きな生き物です。
これからも 試行錯誤を重ねながら愛情を注ぎ、末永く飼育していきたいと思います・・・

ということで・・・今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、是非ご参照ください!
⇒ オカヤドカリの飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!
