ヤエヤマサソリの単為生殖による出産から、赤ちゃんサソリが親離れして成長していくまでの貴重な観察記録をまとめました。
生まれたばかりの真っ白な姿や、お母さんサソリの背中に乗って過ごす期間、そして初めての脱皮からブラックライトで発光するようになるまでの過程をお届けします。
過去の失敗を踏まえた安全な飼育環境の作り方や、赤ちゃんサソリへのエサの与え方についても触れています。
【こんな方におすすめです】
・ヤエヤマサソリの繁殖や出産の様子に興味がある方
・赤ちゃんサソリの安全な育て方を知りたい方
・サソリの成長過程や生態について深く学びたい方
ヤエヤマサソリの繁殖に挑戦したい方や、日々の成長記録を楽しみたい方のお役に立てるかと思います。
ぜひ最後までお楽しみください!
ヤエヤマサソリの出産と過去の経験
ということで、今回は、おいらのところで飼育しているヤエヤマサソリが超絶可愛い赤ちゃんを産んだので、その様子をお届けしたいと思います。

で・・・
ヤエヤマサソリの出産後の様子については、過去記事で一度ご紹介していますが、その時は、赤ちゃんの数が日を追うごとに減っていき、悲しい結末になってしまいました。
⇒ 単為生殖のヤエヤマサソリの繁殖・ベビーが生まれました・・・そして悲しい結末へ!
原因としては・・・
赤ちゃんが食べられた形跡が残っていたので、お母さんサソリか、エサとして入れていたワラジムシ、またはレッドローチに食べられたのだと思いますが、誰が食べたのかは特定できませんでした。
まあ、今回出産したお母さんサソリは、その時に登場したサソリとは違いますが、その時のような悲しい結末にならないように、おいらができることをやったうえで、温かく見守ることにしました。
ちなみに、おいらのところのヤエヤマサソリの飼育環境や飼い方については、過去記事でご紹介していますので、ご参照いただけると幸いです!
⇒ ヤエヤマサソリの飼い方・飼育用品・飼育環境・エサについてまとめました

単為生殖と赤ちゃんの生態
で・・・
ヤエヤマサソリは、単為生殖という繁殖形態なので、メスだけで子孫を残すことができます。
そして、胎生と言って、卵ではなく直接子供を産みます。
生まれた子供はお母さんの背中の上で1週間から10日間ほど過ごし、1回目の脱皮を完了してからお母さんの元を離れていきます。
まあ、ヤエヤマサソリの繁殖についてはこんな感じですが・・・
生まれたばかりの赤ちゃんサソリ
生まれたばかりの赤ちゃんサソリを背中に乗せた姿がこちらになります。

白い米粒のようなものが写っていますが、これがヤエヤマサソリの赤ちゃんです。
お母さんサソリの背中に貼り付いているのか、しがみついているのかは分かりませんが・・・
お母さんサソリが動き回っても、赤ちゃんが振り落とされることはないみたいです。

ちなみに、お母さんサソリを飼育していた時には、エサ用の生きたレッドローチやワラジムシを飼育ケースに入れていましたが、赤ちゃんサソリを食べてしまうかもしれないので、赤ちゃんサソリを確認した時にすぐに取り出しました。

ヤエヤマサソリのまわりをチョロチョロと動き回っているトビムシがいますが、こちらは、赤ちゃんサソリを攻撃しそうな感じではありませんし、また、赤ちゃんサソリのエサになるかもしれないので入れたままにしました。

まあこんな感じで、赤ちゃんを確認した初日は、赤ちゃんの安全確保に努めた感じです・・・

出産翌日から1週間の観察記録
で・・・
翌日の様子は・・・
赤ちゃんサソリの数は昨日と同じぐらいですが
何となく、赤ちゃんサソリがプリっと膨らんでいる感じがして・・・
お母さんサソリの背中に窮屈そうに乗っかっているように見えます。

そして、生まれて3日目・・・

4日目・・・

5日目・・・

6日目・・・

7日目と、毎日同じような感じで、特に大きな変化は見られませんでしたが、母子ともに健康そうに見えたので、毎日楽しく観察していました。

初めての脱皮と親離れ
で・・・
8日目の朝、飼育ケースをのぞいたところ、赤ちゃんが一回り大きくなっていました。

おそらく、初めての脱皮をしたのだと思います!
また、昨日までは、きちんと整列していましたが、今日は、あっちを向いたり、こっちを向いたりといった感じです。
そして、8日目の夕方・・・
振り落とされたのか、自ら離れたのかは分かりませんが・・・
お母さんサソリの背中から離れた2匹のサソリを確認しました。


そして、9日目の朝には、赤ちゃんサソリの大部分が、お母さんサソリから離れていました。

話がそれますが、別の飼育ケースで管理しているサソリちゃんも、めでたく赤ちゃんを産んでいました。

手塩にかけて育てたヤエヤマサソリが赤ちゃんを背中に乗せた姿は、何度見ても感動的です!
親離れ後の飼育環境とエサやり
で・・・
その日の夕方には、全ての赤ちゃんがお母さんサソリから離れたので、お母さんサソリが赤ちゃんサソリを食べてしまわないように、別の飼育ケースに移し、たっぷりエサを与えました。

まあ、こんな感じで、これからヤエヤマサソリの赤ちゃんの飼育が始まるわけですが・・・
飼育温度は、27℃前後
湿度は、70%前後
で管理しています。

赤ちゃんサソリのエサについては、生まれたばかりのコオロギ(ヨーロッパイエコオロギ)を与えています。

エサの頻度と与え方としては、適当にばらまいて、なくなったら補充するような感じです。
エサのコオロギについては、ばらまいた翌日には確実に数が減っているので、おそらく夜間に食べているとは思いますが、捕食しているシーンの撮影はできていません。

ちなみに、赤ちゃんの飼育ケースには、トビムシもいますが、こちらは減っているような気がしません。
むしろ増えているような気もしますが、トビムシについては、赤ちゃんに悪影響を与えることはないみたいですし、食べ残したエサの処理をしてくれると思いますので、そのままにしています・・・

エサについての補足
【後日補足】
この記事を公開した後、おいらの飼育部屋では、何度かヤエヤマサソリの出産がありました。
赤ちゃんサソリのエサについては、基本、自家繁殖の生まれたばかりのコオロギ(ヨーロッパイエコオロギ)を生きたまま与えていますが、時々、コオロギに逃げられて食べていないこともありました。
また、タイミング的に生まれたばかりのコオロギが手元にないときもありました。
そのような時は、次のような方法で対応しています。
・生まれたばかりのレッドローチを与える
・コオロギの脚をカットして与える(逃げるスピードを遅くするため)
・〆たコオロギやレッドローチを与える(小さなものはそのまま、大きなものは柔らかい部分を食べやすいサイズにカットして)
・冷凍コオロギのお腹の柔らかい部分を細かくカットして与える
とにかくサソリちゃんを大きくすることを心がけて、目の前の個体がよく食べるものを探りながら対応している感じです。
他にも、バグプレミアムパウダーやレオパの乾燥フード(昆虫を原料にしたもの)を水で伸ばしてペースト状にしたものを樹皮の上に置いていたりもしています。こちらに関しては、同居しているトビムシが食べているのかもしれませんが、他のエサを与えなくてもサソリちゃんが大きくなっていますので、これからじっくり観察したいと思います。(サソリちゃんは、仕方なくトビムシを食べているのかも知れません・・・ので)
成長した姿とブラックライトでの発光
ということで、生まれて18日目のサソリちゃんはこんな感じです。
体色もお母さんサソリと同じようになり、たくましささえ感じます。

ブラックライトで照らしてみたら、外皮に含まれる物質によって青っぽく発光しました!

ちなみに、後から生まれた別の飼育ケースのサソリちゃんは、10日目に親離れした感じです。

こちらも、ブラックライトで照らしてみましたが、かすかに青く発光した程度でした。

どうやら、鮮やかに発光するまでには、時間がかかるみたいです。
まあ、こんな感じで、ヤエヤマサソリの出産が続いたおいらの飼育部屋ですが、しっかりお世話をして、立派に育て上げたいと思います。

ということで、今回はここまで
今後、大きな変化や気になることが出てきたら記事にしたいと思います。

動画でのご紹介
YouTubeチャンネルでは、動画でご紹介していますので、ぜひご参照ください!
以上、チャンネルおさるでした!
バーイ!
